輪ゴムは、無いときに限って要る

袋の口を止めたい。ケーブルをまとめたい。瓶の蓋が開かない。
どれも輪ゴム一本で終わるのに、そういうときに限って引き出しに無い。
先に整理しておくと、輪ゴムがやってる仕事は3種類ある。何のために要るかで代用品が変わる。
- 止める(袋の口、束ねる)
- 縛る(固定する、テンションをかける)
- 滑り止め(瓶の蓋を回す)
順番に見ていく。
止める:袋の口をふさぐ
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ヘアゴムが一番近い。太さがあるぶん、輪ゴムより保つ。
クリップ、洗濯バサミ。袋の口を折ってから挟む。冷凍庫に入れるならこっちのほうが確実になる。
袋の口を結ぶ。輪ゴム無しでいける。口をねじって、その部分を折り返してから結ぶと、ちゃんと閉まる。
セロテープ、マスキングテープ。一時的でいいならこれで足りる。剥がすときに袋が破れるので、繰り返し開けるものには向かない。
ストローを切って、袋の口を通してから折り返す。古い手だけど確実に閉まる。
縛る:まとめる、固定する

紐、麻紐、タコ糸。伸びないので、しっかり固定したいならむしろ輪ゴムより向いてる。
結束バンド。一度締めると外せないので、恒久的にまとめるならこれ。ケーブル類に強い。
針金、ワイヤータイ。パンの袋についてくるやつ。何度でも使える。
マジックテープのバンド。ケーブル用のものが売ってる。繰り返し使うならこれが楽。
ラップ。細く裂いて紐状にすると、意外と縛れる。伸びるので輪ゴムに近い挙動になる。
滑り止め:瓶の蓋を開ける

これが輪ゴムの用途として一番多いかもしれない。
ゴム手袋。そのまま握れば開く。これが一番確実。
輪ゴムの代わりに、濡れ布巾。滑り止めとしては十分効く。
ラップを蓋に巻く。摩擦が増える。
蓋の縁をスプーンの柄で軽く叩く。これは滑り止めじゃなく別の原理で、蓋の変形と内圧の解放で開きやすくなる。ただし瓶が割れることがあるので力加減が要る。
蓋をお湯につける。金属が膨張して緩む。ガラス瓶を急に温めると割れるので、ぬるま湯から。
伸びるものが要るとき

輪ゴムの本質は伸びて縮むことなので、そこが必要なら代用が限られる。
ヘアゴム、シュシュ。そのまま使える。
古いストッキングやタイツを輪切りにする。よく伸びて丈夫。太さも調整できる。
風船を輪切りにする。同じ理屈。ゴム風船は薄いけど、幅を広めに切れば保つ。
古い自転車のチューブ。アウトドアではよく使われる。強度が高い。
バイクだと使う場面がある
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積載でネットが足りないとき、輪ゴム系のものが要ることがある。
ただし輪ゴムやゴムひもで荷物を固定するのは勧めない。走行中の振動で緩む。荷物が落ちると、後続車を巻き込む。
積載はベルトかネットでやる。輪ゴムは「袋の口を止める」までの用途に留めておいたほうがいい。
何が要るかで選ぶ

まとめると判断はこうなる。
| 用途 | 一番近いもの |
|---|---|
| 袋の口を止める | ヘアゴム、クリップ、口を結ぶ |
| ケーブルを束ねる | 結束バンド、ワイヤータイ |
| しっかり固定する | 紐(伸びないほうが有利) |
| 瓶の蓋を開ける | ゴム手袋、濡れ布巾 |
| 伸縮が要る | ストッキングの輪切り、ヘアゴム |
輪ゴムは万能に見えて、実はどの用途でも二番手だったりする。目的が決まってるなら、専用のもののほうが確実に効く。
無いときに困るのは、輪ゴムが「そこそこ何でもできる」からだ。何をしたいかを先に決めれば、たいてい家の中に答えがある。
