節約術

【缶切りがない】スプーンとコンクリートで開ける方法【最終手段まで】

缶詰はあるのに、開けられない

備蓄の缶詰を出した。プルタブが付いてない。缶切りは、たぶん引き出しのどこかにある。無い。

災害時にもキャンプでも起きる。そして缶切りが無い前提で備蓄してる人は少ない。

結論から書くと、スプーンで開けられる。慣れれば1分かからない。

缶のフタは、思ったより薄い

先に構造を知っておくと納得できる。

缶詰のフタは、側面より薄い金属でできてる。しかも縁の内側に沿って一段くぼんだ線がある。ここが構造的に一番弱い。

缶切りがやってるのは、この弱い線を刃で押し破って、そのまま円周をなぞる作業になる。つまり同じ場所を、別の硬いもので押し破ればいい。

スプーンで開ける

缶詰
画像:Junyu-K/CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

一番現実的なのがこれ。

1. スプーンの柄じゃなく、先端の丸い部分を使う

2. 缶の縁の内側、くぼんだ線の上にスプーンの先を立てる

3. 上から押し当てながら、細かく前後にこする

4. 何度か往復すると金属が薄くなって、そのうち穴が開く

5. 穴ができたら、そこにスプーンの先を差し込んで、縁に沿って少しずつこじる

コツは力じゃなく回数。一点を集中してこすると、そこだけ薄くなる。

金属製のスプーンなら大抵いける。プラスチックは折れる。

コンクリートで削る

コンクリート
画像:Dimitrios Savva/CC0(Wikimedia Commons)

意外と知られてない方法。

缶のフタを下にして、コンクリートやアスファルトに押し当ててこする。フタの縁の接合部分が削れて、密閉が外れる。

こすっていると缶の表面に湿り気が出てくる。それが「そろそろ抜けた」の合図になる。そこで缶の側面を両手で挟んで押すと、フタが浮いて外れる。

外で使える方法で、道具が何も無いときの手になる。ただし削りカスが入るので、外れたら中身の表面は少し捨てたほうがいい。

ナイフを使うなら、刺すんじゃなく押す

ナイフ
画像:President (1963-1969 : Johnson). President's Commission on t/Public domain(Wikimedia Commons)

ナイフがあるなら早いけど、やり方を間違えると危ない。

刃を立てて上から押し込む。振り下ろしたり、こじったりしない。刃が滑って手に来る。

缶の縁に刃先を垂直に当てて、体重をかけて押す。穴が開いたら、そこから少しずつ位置をずらして穴を連ねる。最後に穴と穴の間を折れば外れる。

先の尖ったナイフは折れやすい。厚みのある刃のほうが向いてる。

やらないほうがいいこと

火にかける。中の空気が膨張して破裂する。密閉された缶を直火にかけるのは危ない。

思い切り叩く。中身が飛ぶし、缶が変形して余計に開かなくなる。

手で縁を持って作業する。開いた縁は刃物と同じくらい鋭い。軍手か布を挟む。ここは本当に切れる。

開けたあとの縁が一番危ない

台所
画像:Mr.ちゅらさん/CC BY 4.0(Wikimedia Commons)
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これが実は一番言いたいところになる。

缶切りで開けても、スプーンで開けても、開いた縁は薄い金属の刃になってる。中身を出すときに指をやるのはここだ。

  • 縁に触らないよう、深めの器にあける
  • そのまま口をつけない
  • 捨てるときはフタを中に押し込むか、袋を二重にする

災害時だと手当がしにくいので、余計に気をつけたほうがいい。

備えるなら缶切りより

台所
画像:Yasuhiko Ito from Sendai, Japan/CC BY 2.0(Wikimedia Commons)

代用の話をしてきたけど、備蓄するならプルタブ付きを選ぶのが一番いい。

そのうえで、非常用の持ち出し袋に小さい缶切りを一個入れておく。数百円で、キーホルダーサイズのものがある。

軍用のP-38という缶切りが有名で、親指くらいの大きさしかない。あれを一個入れておくと、この記事を読む必要がなくなる。

覚えるのはスプーン

家でもキャンプでも、スプーンが一番手に入りやすい。だからこれだけ覚えておけばいい。

先を縁のくぼみに当てて、力じゃなく回数でこする。それだけだ。

道具が無い状況は、たいてい他のことも上手くいってない。手が一つ増えると、そのぶん楽になる。

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