ショッピングモールで声をかけられる
「今なら初回無料です」「サーバーレンタル料もかかりません」
その場では安く見える。そして契約書の「解約金」の欄は小さい。
先に結論を書くと、サーバー本体は本当に無料のことが多い。金がかかるのは水と、途中でやめるとき。そこを計算すれば判断できる。
年間いくらかかるか

内訳を分けると、こうなる。
水代。12リットルで1,500〜2,000円前後。ノルマとして「月2本」を設定している契約が多い。月3,000〜4,000円、年間4〜5万円。
サーバーレンタル料。無料のプランが多い。ただし水のノルマとセットで無料になっている。
電気代。常時加熱・冷却しているので、月数百〜1,000円程度。年間5,000〜1万円。
メンテナンス料。定期交換や清掃が有料のプランがある。
合計すると年5〜6万円が現実的な線になる。5年使えば25〜30万円。
一番の落とし穴は解約金

ここが「やめとけ」と言われる最大の理由になる。
契約期間の縛りがある。1〜3年が多い。期間内に解約すると解約金が発生する。
金額は1〜2万円前後のことが多いが、契約による。
ノルマ未達でも追加料金。「月2本」を消費しきれないと、休止手数料や引き取り手数料が発生する契約がある。
つまり「使いきれないから減らそう」ができない構造になっている。ここが厳しい。
契約前に、解約金・契約期間・ノルマの3つを必ず確認する。この3つが分からないまま契約するのが一番危ない。
それでも向いている人

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全否定はしない。条件が合えば妥当になる。
赤ちゃんがいる。ミルクを作るのにお湯が要る。深夜に沸かさなくていいのは実際に大きい。
家族が多い。消費量が多ければノルマは問題にならない。むしろ水を買いに行く手間が消える。
水を大量に飲む。日常的に2リットル以上飲むなら、ペットボトルを買うより楽になる。
重いものを運べない、運びたくない。配送されるのは価値になる。
災害への備えとして水を置いておきたい。常に数本ストックがある状態になる。
向いていない人
一人暮らし。ノルマを消費しきれない。これが一番多い失敗パターンになる。
水道水で困っていない。日本の水道水は基本的に飲める。味が気になるだけなら、次の代替案で足りる。
引っ越しの予定がある。契約期間の途中で環境が変わると、解約金が発生する。
キッチンが狭い。サーバーは意外と場所を取る。
代替案

「水がまずい」「重いものを運びたくない」の2つは、別の手段でも解決できる。
浄水ポット(3,000〜5,000円 + カートリッジ年数千円)
一番安い。冷蔵庫に入れておけば冷水も出る。お湯は出ない。
蛇口直結型の浄水器(5,000〜15,000円 + カートリッジ)
使うたびに濾過される。ポットより手間が少ない。
電気ケトル(3,000〜10,000円)
お湯だけならこれで足りる。数分待てるかどうか。
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ペットボトルの箱買い+ネット注文
2リットル×6本で数百円。ネットで頼めば運ばなくていい。ウォーターサーバーの水代より安いことが多い。
「冷水と温水が両方すぐ出る」という一点だけが、ウォーターサーバーにしかない価値になる。そこに年5万円を払うかどうかで決まる。
契約前に聞く3つ

決めるならこれだけ確認する。
1. 契約期間と、期間内解約の解約金はいくらか
2. ノルマは月何本か。未達だとどうなるか
3. サーバーレンタル料とメンテナンス料は本当に無料か。条件は何か
この3つが即答されない、または書面で示されないなら、その場で契約しない。
サブスクの解約忘れと同じで、入るときの判断より、やめるときの条件のほうが金額に効く。
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声をかけられた場所では決めない
最後にこれだけ。
モールやイベントでの勧誘は、その場で決めさせる設計になっている。「今日だけ」「この場で申し込めば」という条件が付く。
本当に必要なら、後日ネットから申し込んでも大差ない。その場の特典を逃しても、上の3つを確認する時間のほうが価値がある。
年5万円の契約を、立ち話で決める必要はない。
