タイヤにひびが入ってる。でも溝はまだある。なんなら全然走ってない。
これ、捨てるには惜しい感じがするんだけど、溝が残ってることと、タイヤが元気なことは別なんだ。ゴムは駐車場でも歳を取る。俺たちと一緒である。嫌な共通点だ。
ひびを見つけたら、まずは割れてる場所、残り溝、使い始めた時期と製造年を確認しよう。「何年だからアウト」だけで決めるより、今のタイヤの状態が見えてくる。
ひび割れは側面だけ見て終わらない
文字が書いてある側面は見やすい。でも、そこがきれいでも安心するのはまだ早い。地面に当たる部分と、溝の底にも目を向けてほしい。
- 側面:文字の周辺、ホイールに近い部分まで見る。
- 接地面:中央だけじゃなく、左右の肩まで見る。
- 溝の底:暗くて見落としやすいので、明るい場所で確認する。
前後のタイヤを、見えてる一面だけじゃなく一周確認する。車体を少し動かして、さっき地面に隠れてた部分も見よう。わざわざ不安定に持ち上げる必要はない。
深さがわからないひびは、店で現物を見てもらう
タイヤの中には、形や強度を支えるコード層がある。DUNLOPは、ここまで届く傷やゴム割れがあるタイヤを使わないよう案内してる。これは溝の深さに関係ない。
ただ、スマホの写真を拡大しても、ひびの奥までわかるとは限らない。「細いから大丈夫」と言ってほしい気持ちはわかるけど、ここで都合のいい鑑定大会を始めても仕方ない。
深い割れ、内部の繊維の露出、膨らみ、空気の減りがあるなら、走って様子を見るのはやめよう。自走せず、店に状態と運搬方法を相談する。細かいひびでも深さが判断できなければ、使用を続ける前に点検してもらうのが確実だ。
スリップサインが出るまで使えばいい、でもない
スリップサインは溝の途中にある、小さな盛り上がり。周りのゴムが減って、ここが接地面と同じ高さに近づいてきたら交換時期だ。

DUNLOPの二輪タイヤの使用限度は残り溝0.8mm。車両メーカーがもっと深い使用限度を指定してるなら、そっちに合わせる。
ここは使い切る目標じゃない。雨の日に乗る予定がある、長いツーリングに出る、もう中央だけかなり減ってる。そんなときは限界まで粘るより、出発前に交換したほうが気持ちよく走れると思う。
そして、溝の問題をクリアしてても、ひび割れの問題は残る。「まだ溝あるし」で全部チャラにはならないんだ。
製造年の4桁は「週・年」の順番
2000年以降に作られたタイヤは、側面の製造番号の末尾4桁で製造年週を読める。
これは読み方の例で、2024年の12週目に製造された、という意味。12月製造じゃないので、そこだけ間違えないように。
それから、製造された日と、自分が使い始めた日は別だ。購入・交換の記録が残ってるなら、そっちも一緒に見ておこう。中古車を買ったばかりなら、乗り始めて1か月でもタイヤまで新品とは限らない。

使用5年と製造10年を混ぜない
DUNLOPの目安では、使用開始から5年以上で専門店の点検、製造から10年経ったタイヤは交換を推奨してる。
「じゃあ10年いけるんだな!」と読むのは、さすがに前向きすぎる。これは古いタイヤを見落とさないための目安で、傷んだタイヤを10年まで延命する許可じゃない。
年間の走行距離が少ない人ほど、減らない溝に気を取られて年数を忘れやすい。交換時期がわからないなら、製造番号の写真を撮って、ひびのある場所と一緒に店へ伝えると話が早い。

交換するなら、次は何を履く?
今のタイヤを交換すると決めたら、次は自分の使い方に合うものを探そう。通勤、雨の日、ツーリング。タイヤ選びはそのへんで結構変わる。
GPR300については、俺が使って感じたことを別の記事に書いてる。いいところだけ並べた話じゃないので、候補に入ってるなら読んでみてほしい。
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【GPR-300レビュー】過信は禁物。スポーツ走行は大人しくスポーツタイヤで【インプレ記事】
GPR-300のインプレ 引用:dunlop-motorcycletyres.com 様々なバイクの純正タイヤ このGPR-300は、ツーリングとスポーツのバランスがいいタイヤなだけあって、様々なバイ ...
買うときは車種に合うサイズと、前輪用・後輪用まで確認しよう。同じ商品名でも、サイズが違えば自分のバイク用じゃない。
GPR300を候補にしてるなら、購入先はこちら。下は前輪120/70ZR17・後輪180/55ZR17のサイズ例だ。前後セットではなく、それぞれ1本ずつなので、自分の車体の指定サイズと照らし合わせて選んでほしい。
溝、ひび、年数。どれか一つだけ都合よく見るのをやめると、交換の判断はかなりしやすくなる。タイヤ代は惜しいけど、残ってる溝に乗ってるわけじゃないからね。

