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【違反じゃない】半ヘルを250ccで被るとSGの保証が消える話【125cc以下用】

半ヘルで大型に乗ったら捕まるのか

ヘルメット
画像:Mutari 10:08, 21 September 2007 (UTC)/Public domain(Wikimedia Commons)

まずここから片付ける。捕まらない。

排気量がいくつであっても、半ヘルを被って運転したことで交通違反になることはない。125ccだろうが1000ccだろうが、法律上は同じだ。

じゃあ問題ないのかというと、そうでもない。法律じゃなく、製品の側に排気量の線が引かれてる。ここを知らずに被ってる人がけっこういると思う。

ヘルメットの規格には排気量の区分がある

ヘルメット着用
画像:Jhcbs1019/CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)
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乗車用ヘルメットには、JISやSG、PSCといった規格がある。

このうちJISには種別があって、1種が125cc以下用、2種が排気量無制限用になってる。SGマークやPSCマークが付いた製品でも同じように、「125cc以下用」と「全排気量用」で分かれてる。

そして半キャップ形(半ヘル)とスリークォーター形の多くは、125cc以下限定として作られてる。

つまり半ヘルは、法律で禁止されてないだけで、メーカーが想定してる使用範囲がそもそも125cc以下ということになる。街乗りの速度域を前提にした強度しか持ってない。

一番効くのは、賠償の対象から外れること

ヘルメット
画像:Vignesh3597/CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

ここが本題だ。

SGマークには、製品の欠陥で人身損害が起きた場合の賠償制度が付いてる。これはヘルメットの寿命の記事でも書いた話になる。

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で、125cc以下用と定められた半ヘルを126cc以上のバイクで使った場合、SGマークが付いていても賠償の対象外になる。

想定された使い方をしてないので、制度の外に出るということだ。

法律違反にはならない。でも、何かあったときに製品側の保証は無い。「違反じゃないからいい」と「安全だからいい」の間には、この距離がある。

物理的にどこが危ないのか

ヘルメット
画像:35mmMan/CC BY 2.0(Wikimedia Commons)
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規格の話とは別に、形そのものの話もしておく。

半ヘルが守ってないのは、顔面、あご、後頭部の下側になる。

転倒時に地面と最初に当たる場所として多いのは、実はあご側だと言われてる。前に投げ出されて顔から行くと、半ヘルは何も仕事をしない。

あともう一つ、シールドが無いのも効く。虫が目に入る、雨が痛い、というのは快適さの話に見えて、実際は視界の話になる。虫が目に入った瞬間に視線が切れるのは、速度が出てるほど致命的だ。

夏の暑さは本当にどうしようもないので、そこを取って半ヘルにする判断は分かる。ただ、何を渡してるかは知った上でやるべきだと思う。

それでも半ヘルを選ぶ場面はある

半ヘル
画像:Michael Rivera/CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

ここまで書いておいてなんだけど、半ヘルを全否定するつもりはない。

原付や125ccで、街中を短距離、低速で走る用途なら、そもそも規格が想定してる範囲に収まってる。信号だらけの道を数キロ走るだけなら、フルフェイスのほうが取り回しで損をする場面もある。

あと単純に、似合うというのがある。ジャーマンハーフの見た目には代えがたいものがあって、そこを取りに行くのは趣味として普通に成立する。

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線引きとしてはこうなると思う。125cc以下で街乗りなら選択肢。126cc以上で使うなら、規格の外に出てることを分かった上で。

ロードバイクよりはマシ、という話

ヘルメット
画像:Bene Riobó/CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)
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ついでに言っておくと、半ヘルを叩いてる人の中に、自転車でノーヘルの人が普通にいる。

ロードバイクは平地で30km/h前後、下りならもっと出る。あの速度で頭に何も被ってないのは、半ヘルより下の状態になる。

半ヘルは少なくとも頭頂部を守ってる。そこは事実として認めていいと思う。何も被ってないよりは、圧倒的にマシ。

ただこれ、半ヘルを正当化する論理としては弱い。もっと危ないものがあるからといって、自分の危なさが減るわけじゃないからだ。

買うなら見るべき一点

ヘルメット
画像:Retired electrician/CC0(Wikimedia Commons)

半ヘルを買うなら、箱に書いてある適用排気量を見てほしい。

「125cc以下用」と書いてあるものを250ccで使うと、上に書いた通り制度の外に出る。逆に、半ヘルでも全排気量対応として作られてる製品はある。数は少ないけど存在する。

安い半ヘルほど125cc以下用が多くて、値札しか見ずに買うとここを踏む。千円台の半ヘルには、千円台の想定使用範囲が付いてくる。

サーキットまで視野に入れるならこっち。

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