バイクと筋肉は密接に関係している
ロングツーリングとかしてて、「みんなは元気に走ってるのに俺だけなんで疲れるんだろうな…」とかいった経験はないだろうか。
実はこれ、筋トレをすることである程度解消することができる。
筋トレしておくといいことがある
ライダーにとって筋トレは必須ではないんだけど、やはり自分の体重より重いものに乗っている以上鍛えておくといいことがたくさんある。
今回はそんなバイクにとって大事な筋肉について、なぜ鍛えるべきなのか、どこをどう鍛えるといいのかを詳しく解説していく。
筋トレすべき理由
それっぽい理由もなしに筋トレするといっても、モチベーションがもたないからまずは筋トレすることで何が良くなるのかを知ってほしい。
- 取り回しがしやすくなる
- ロンツー、スポーツ走行の後の筋肉痛が軽減される
- 見た目がよくなる
- 正しいフォームで乗りやすくなる
取り回しがしやすくなる。
言わなくてもわかるとは思うんだけど、取り回しが色んな意味でしやすくなる。
これは重いバイクなほど顕著に効果が現れるし、役立つ場面も多くなってくる。
引き起こしがスムーズ
バイクの車重は重いものだと200kgを超えるものもあって、鍛えていない状態だと正直なところコカしたあと起こすことすらままならない。
コケたら誰かに手伝ってもらわないと起こせないとなると、ツーリングでも緊張感が増して楽しみづらくなってしまう。
最低限自分のバイクを引き起こせる筋肉をつけておくと、なにかと便利になるだろう。
筋肉痛の軽減
筋肉痛は筋肉の使いすぎで組織が壊されることで起こる痛みで、筋肉を鍛えていると筋肉痛は起こりにくくなる。
友達とのロングツーリングとかで他の人よりすぐ疲れてしまうとか、ニーグリップがすぐに甘くなっちゃう人とかは鍛えておくと悩みを解決できそう。
見た目がよくなる
これ、どうでもいい人にはどうでもいいかもしれないけど、カッコよさとかお洒落さを求める人は絶対に気にしておくべき。
バイクに乗っている間は基本的に顔が見えない都合上、イケメンかどうかの判断は体で行われる。
バイクはイケメンなのに体はモヤシ…と思われてしまうと、かっこよさも半減してしまう。
写真くらいの筋肉ならプロテインだけしっかりとって、少しの努力をすればいける。がんばれ。
若干のあおり運転対策にもなる(かも)
実際、チューリッヒのあおり運転についてのアンケート結果によると、あおり運転は軽自動車の方がされやすいという結果になっていて、あおり運転する人は見た目によってあおり運転するかどうかを無意識のうちに決めている可能性がある。
よって、ムキムキでいかにもヤバそうな人が乗っているバイクにはあおり運転したくなくなるのもあり得る話。
俺もあおり運転はしないけど、ムキムキ刺青ヒゲ親父が乗っているバイクにはそもそも近づきたくもない。
正しいフォーム
これはスーパースポーツに多いポジションのキツいバイクに乗っている人が大きく恩恵を受けられる。
峠の下り道とかは、バイクに日頃から乗って内腿を鍛えていないと最後までニーグリップするのは不可能。
正しいフォームで運転すると、変なところを痛めることもないし見た目もよくなるから是非できるようになりたいところ。
筋トレの仕方と鍛えるべき部位
さて、ここまでは筋トレのモチベ―ションを保たせるために筋トレをするべき理由について話してきたんだけど、ここからはどうすればその筋肉を効率よく、簡単に得られるのかを話していく。
筋トレの仕方自体は別の記事、動画を参照するのをオススメ
ここでも筋トレの仕方は軽く説明するんだけど、正直文字だけだと伝わりにくいからYouTubeとかで鍛えたい部位を検索したほうがわかりやすく、直感的に理解できる。
この記事はあくまでどこを鍛えればいいのかに焦点を当てて読んでいくのがおすすめ。
体幹
体幹を鍛えておくことで、
- バイクに乗った時に安定する
- 長時間乗っても疲れにくくなる
- ふらつきにくくなる
- 猫背になりにくくなる
などのメリットがある。
とくにスポーツバイクに乗る人は、安定させるのはハングオフの時に大きなメリットになるし、猫背になってしまうと腰を痛める可能性もあるから必ずやっておきたい。
すべてのメリットがバイクと相性がいいものだから、面倒くさいからいろいろやりたくない人はとりあえずこれだけやっておいても効果が出る。
フロントブリッジ
フロントブリッジは体幹を鍛えるトレーニングの中でも最も王道のもの。学校の部活動で運動部に所属していた人は筋トレのメニューに入っていたと思う。
道具とかは要らないから自分の体だけでできるから始めやすい。ほかのトレーニングと違って、動きが少ないから要点を抑えやすく、正しいフォームで行いやすいのもうれしい点。
- うつ伏せになる
- ひじをⅬ字にして上体を起こす(角度は90度をキープ)
- 同時に足はつま先立ちにする
この時絶対に腰を曲げないようにしよう。腰を曲げた状態でやってると腰痛の原因になる(一敗)。
慣れない内は10秒を1セットにして30秒休憩を3セットやってみる。慣れてきて余裕が出てきたら15秒、20秒と上げていって、最終的には30秒1セットでできるといいらしい。
ニーグリップ筋
なんでこんな抽象的な名前にしたかというと、ニーグリップは股関節周りの筋肉から太ももまで色んな筋肉を使うから。
これに関しては、ボールを膝で挟むとかの筋トレがあるにはあるらしいんだけど、くるぶしでのホールドを考えてないから正直のところ微妙。
スポーツバイクに乗る
最も簡単でバイク乗りなら誰でもできるのが、バイクに乗ってしまうこと。ニーグリップに必要な筋肉はニーグリップでつければいい。
ただ、注意すべきなのがスポーツバイクでないとひたすらに効率が悪くなるということ。
ニーグリップがしっかりできるように作られているバイクを選んでトレーニングに励もう。
次点でスクワット
どうしてもバイクに乗っていない間もニーグリップを鍛えたい!という人はスクワットを試してみよう。
スクワットの中でも、足を大きく開いて行う「ワイドスクワット」がオススメ。これは内ももの筋肉である内転筋を効率よく鍛えることができるスクワットだから、ニーグリップをしたときに恩恵を受けやすい。
上腕三頭筋、他腕系の筋肉
これはサーキットだったりエクストリームだったり、競技をしない人では専ら見た目のため。ぶっちゃけ服を着た状態だと他の筋肉ついてなくてもこれだけついてればムキムキに見える魔法の筋肉。
手っ取り早くかっこよくなりたい人はこれを重点的に鍛えよう。
腕立て伏せ
やはり上腕三頭筋を鍛えたい場合は王道を征く腕立て伏せ。ただ、腕立て伏せは少しでもやり方を間違えてしまうと胸筋を鍛えるためのトレーニングになってしまう。
今回解説するフォームをできる限り守ってトライしていきたいところ。
- プランクと同じく腰を曲げるのは厳禁(体壊す)
- 普段腕立て伏せとかプランクをしてないひとは必ず膝をついた状態でやること(腕に負荷をかけたいから膝から下で無理すると効率が落ちる)
- 腕は肩幅ちょうどの位置において縦方向に曲げる
これ全部大事なんだけど、特に声を大にして言いたいのは3番。
実は腕立て伏せで腕を体から離した位置で行っている人は腕じゃなくて胸筋のトレーニングになってる。
今回つけたいのは上腕三頭筋。間違えてやると効果が出ないからよく意識して取り組みたい。
たんぱく質をしっかり摂る
ここまでは筋トレ自体の仕方なんだけど、何気に一番大事なのがプロテイン。
成人男性だと一日に体重×1gのたんぱく質が必要で、ここから下回るといくら筋トレを頑張っても一生筋肉がつかないという大きな落とし穴がある。
みんなも食生活を見返してみてほしいんだけど、普通に現代の食事をしていると確実と言っていいほど足りない。
プロテインは筋トレに必要不可欠
そこでたんぱく質を取るうえで一番楽で効率がいいのがプロテイン。プロテインを筋トレの後にしっかり摂ることで、筋トレ後の筋肉痛の時に思いきり筋肉を増強することができる。
筋肉痛を和らげる効果もあるからぜひとっておこう。
↑これのココア味が溶けやすいし安いからオススメ
オマケ:太りにくいカップラーメン
[rakuten:pocket-cvs:10151488:detail]
↑探した感じこれが一番安い
日清の超低カロリーカップラーメンのクリーミーシーフード味。
夜中にお腹がすいた時によく食べるんだけど、一つあたり173kcalと異常なまでの低カロリー。
スープを残せば脅威の130kcal。
参考までにポテチの一袋100gが大体550kcalで、4つ食べてようやく同じくらいのカロリーになるレベル。
筋トレと同時にダイエットもして筋肉をより魅せたい人は一度試してみてほしい。
バイクもライダーもさらにかっこよく
いかがだっただろうか。
今回は便利だったりかっこよく見えたりする筋肉についての記事を書いた。
筋肉は必要ないように見えて、プロテインだったり日々の努力だったりで維持が大変というところから、その人の能力を見られることがあるからぜひ鍛えておきたいところ。
あと、顔がそこまでイケメンでなくても体がばっちりなら全然モテるから、モテたい人は一度筋トレをしっかりしてもし無理だったらその時諦めよう。がんばれ。
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