はいどうも!
みなさんは「最も広い用途で使えるバイク」とは何だと思いますか?
オンロード、オフロード両方で競うモタード?俗にマルチパーパスと呼ばれる種類のバイクたち?
否、僕は「やっすいスクーター」こそが最強の多用途バイクだと思うのです。
タイヤで変わるスクーターの性能
スクーターには多様なタイヤがラインナップされていて、
- オンロード性能
- オフロード性能
- エコ性能
- コスパ
- 寿命
など、市場に出ているタイヤは、漏れなくこれらのうちどれかを極めている、もしくはバランスをとったものであるといえる。
スクーターは多用途
ところで、今日では様々な形でレースが行われている。
大きなところではMotoGP、スーパーバイク選手権。ST600などの国内のレース。草レースもたくさんある。
オフロードでもモトクロスとかダートトラックとか、モタードとか様々なレギュレーションでレースが行われているんだ。
スクーターレースの無限の世界
その中でも、スクーターレースというものを聞いたことはないだろうか。
スクーターのレースも基本はオンロードなんだけど排気量、改造の有無から様々なレギュレーションで行われている。
草レースはオフロードも
でも、実は草レースではダートトラックやエンデューロといった形でスクーターのレースが開催されている。
そう、スクーターは改造次第でオンロードマシンにもオフロードマシンにも早変わりするんだ。
純粋なタイヤの走行性能に注目
タイヤの中には、値段の割には性能がいいタイヤや、グリップ力を犠牲にエコ性能を突き詰めたタイヤもある。
でも、今回は前述したレースで使われるような「純粋な走行性能」を持ったタイヤを最強と定義して見ていく。
今回の記事のタイヤはコスパに関しては最強というか最弱。
オンロード最強のスクータータイヤ
では、早速オンロードの最強モデルから見ていこう。
オンロードで優秀なタイヤは、温度依存があるものの基本的にはグリップ力の高さからコケにくい。
カーブで不安をなくせる点は普段の足として使っている人にも、というか全人類が嬉しい点。
ブリヂストン BT-601SS
(自分のバイクのサイズに合うものを選んでね!)
まずはスクーターのハイグリップタイヤのド定番。ブリ「ヂ」ストンのBT-601SS。
スクーターというかミニバイクレース用に開発されたタイヤなんだけど、サイズ的に履けるスクーターも多い。
ピカイチの性能
今回紹介する中で純粋にグリップ性能だけを見ればオンロード最強。
レースとかジムカーナで勝ちを狙いにいく場合はこれを履くのがとりあえず安牌。
BT-601SSならばいかなる状況でもタイヤを言い訳にはできない。
タイヤライフが微妙
欠点は、一般的な高性能タイヤと同じく寿命がかなり短いということ。
スリップサインが出るまでは時間があるんだけど、タイヤの最もグリップする期間は結構短い点に注意。
温度依存に注意がいるかも
俺はこのタイヤは使ったことはないけれど、250ccでDUNLOPのα-13spっていうタイヤを使っていたことがあるんだけど、そっちは温度にも気を遣う必要があった。
BT-601SSはバイアスタイヤだし極端に気を遣う必要はないかもしれないけど、タイヤが温まるまでは大人しくしておこう。
IRC MBR-750 PRO
これもIRC曰くサーキット生まれでミニバイクレース用に開発されたもの。
BT-601SSと同じレース用ではあるんだけど、少し特性が違ってくるから買う時にどちらを重視するか検討してほしい。
比較的寿命が長い
MBR-750 PROのレビューでよく言われているのが、ハイグリップタイヤながらも寿命が長いということ。
BT-601SSと比べてグリップ力は落ちてしまいはするけど、寿命が長いのは嬉しい人も多いのではないだろうか。
日常用途にはこっちがおすすめ
本業のウェットタイヤとは勝負にならないけど、ウェット性能も悪くないらしく濡れた路面でも比較的安心して使えるのも嬉しいポイント。
ミニバイクレース用と銘打っているものの、この対応力の高さは普段の足として心強い味方になる。
サイズが合わない方へ
IRCから色んなサイズに対応するためのもう一つのハイグリップタイヤ「MBR-740 DIX RR」も出ている。
サイズが合わない人はこっちも検討してみよう。
バイアスタイヤではラジアルに勝てない
ツーリングで峠とか行くと、スクーターとバイクでコーナリングの速度が違いすぎて怖いことがある。
それはそもそも、スクーターがバイアスタイヤっていうツーリング用的なタイヤしかないのに対し、中型以上のバイクは深く倒すことを前提に開発されたラジアルタイヤを履くことができる。
ツーリングとかにいいかも
ラジアルタイヤを履いたバイクにはどう頑張っても勝てないものの、上記のハイグリップタイヤであれば、少し流れの速い峠程度は問題なく対応できるだろう。
実はスクーターには車重の軽さという最強の武器があるから、これを活かすことができればむしろコーナーは有利。
オフロード用のスクータータイヤ
KSRとかのちっこいオフロードバイクのおかげで、実はスクーターもオフロード用のタイヤを選択することができる。
スクーターでオフロードコースに行く人は滅多にいないかもしれないけど、そういう遊び方があるのは知っておいて損はない。
通勤の抜け道なんかで未舗装路走る人がいるなら日常用途でいるかも。本当にそんな人がいるのかは不明。
IRC GP-22
IRCから出されている公道走行可能なブロックタイヤ「GP-22」。
こちらもグロムやらZ125PRO向けの開発。市場を作ってくれた人気ミニバイクたちに感謝(でも中古車高すぎるッピ)。
オフロードタイヤはIRC一択かもしれない…
調べた感じ、ミニバイク用のオフロードタイヤはIRCをおすすめしている人が多い。
ミニバイク系のオフロードレースの常連の人とかは求める性能の違いでまた別の考え方を持っているかもしれないけど、
初心者はまずはIRCのGP-22から始めるのがよさそうだ。
扁平率に注意
ミニバイク用のオフロードタイヤをスクーターに使うのには一つだけ注意点がある。
それは純正タイヤとの扁平率の差。
オフロードタイヤは凹凸がつけられていることもあって、タイヤに高さがあるから、クリアランスが少ないスクーターは泥を巻き込んだりして駆動系に負荷がかかる可能性がある。
競技専用タイヤという選択肢
(かっこいい…)
オンロードのレースだと、レギュレーションでスリックタイヤとかの公道走行不可のタイヤが禁止されていることが多いんだけど、オフロード界隈は競技専用モデル歓迎みたいなところがある。
だから「走るのはオフロードコースだけ!」な人は競技専用モデルを選択するのもアリ。
ただ今回はあくまで公道を走れるモデルだけを取り扱うから、興味がある人は各自調べてみてほしい。
夢が広がるスクーターの世界
今回は、これから俺が選ぶためにリサーチしたスクーター向けのタイヤについてまとめてみた。
それにしてもオンロードかオフロードどっちにするか悩む…
オンロードタイヤの方が無難
オフロードタイヤは普通の道ではむしろグリップしないし、タイヤの高さを気にしたり色々と面倒が多い。
峠道を楽しく走るのもオンロードタイヤだと考えれば、やはりオンロードを選ぶか…
最悪壊せる安心感
とはいえ、スクーターは50ccならば3万円を切れる可能性もあるし、俺が買った110ccも4万円だった。
この程度の出費であれば最悪壊しても精神的なダメージは少ないから、思い切りオフロードを走るにはぴったりなんだ。
今度レビューします
どちらにせよまずはタイヤを変えるつもりだから、変えた暁にはレビュー記事を書こうと思っている。(需要は知らない)
今悩んでいる人も先に人柱になるから、レビュー記事を待ってから考えるのもいいと思う。
うーんどっちにしようかな…