MacBookって何がいいの
こんにちは!ほおじろ通信のホジロロです!←AIに挨拶考えてもらった
MacBookの全世界のWindowsシェアは70%で、macOSは10%らしいけどマジなんですか?というほどのスタバ普及率を誇っています。
脳死で買うのは情弱
ただ、そんなMacBookは非常にクセの強いノートパソコンです。
ジョブズは「It just works. Seamlessly.」(意訳:ちゃんと動く)とか言ったらしいですが、これは事実です。Windowsと違って標準ブラウザのSafariは安全性も機能性も高いですし、iPhoneから写真を移すのも非常に簡単です。
しかし、少し深いことをしようとするとどうでしょうか。macOSで起こるマイナーなエラーは、ネットで検索しても解決方法が出てこないことがザラにあります。Windowsに比べてユーザーが少なすぎるのです。
私は「MacBookのユーザー、超情弱とパソコン上級者の二極化が進んでいる説」をここに唱えます。今すぐ街頭アンケートを取りに行きたい気分です。
MacBookのここがすごい!
MacBookは本当にすごいパソコンです。
でも、最近はその見た目とブランド力に埋もれてMacBookの内面的な凄さより表面的な部分が見られがちな気がします。
そこで、今回の記事でどこがすごいのかを具体的に解説していきます。
ディスプレイがすごいんだぞ!
DCI-P3カバー率100%
引用:ViewSonic
早速意味がわからない言葉を使って申し訳ないんですが、このDCI-P3というのは色域の規格のことです。
色域が広ければ広いほど、鮮やかな色を出せるディスプレイということになります。
そしてこのDCI-P3という規格はデジタルシネマ向け、つまり「映画を最も鮮やかな状態で見れますよ」という太鼓判を押してくれているのです。
映像作品を創ろうとしているあなたへ
DCI-P3カバー率が高いディスプレイは、映画を観る人はもちろんのこと、映画(映像作品)をつくる人にとっても信頼できる品質のディスプレイであると言えます。YouTuberが好んでMacBookを使う理由はここにあります。
因みに、現在のApple製品は全てDCI-P3のカバー率が100%になっています。もし多くの人の目に触れる作品を創るならばDCI-P3に対応しているディスプレイを使わないと、視聴者に意図した色で伝わらない可能性が高いです。
Retinaディスプレイ
ちょっとオタク的な話が続いて申し訳ないのですが、Retina(レティーナ)は一言に言えばめちゃくちゃ緻密な画質にする技術です。
スマホとかパソコンの画面は超絶大量の点が集まって作られているというのは有名な話ですが、Retinaはこの超絶大量な点を更に増やし、増やし、複数の点で一つの点を表示しているのです。
こうすることで、主に曲線などをクッキリと表示することができます。畢竟、Retinaディスプレイが使われているということは「非常に高精細な画質です」という意味なのです。
可変120Hz(可変は独自技術)
簡単に言うと画面が滑らかに動きます。
有象無象のノートパソコンは殆どが60Hzのディスプレイなんですけど、MacBookはその倍の120Hzです。テレビも60Hzです。
これ、何がいいのって個人的な意見になってしまいますが、120Hzディスプレイの最もいいところは非常に快適なところ。マウスの動きが追いやすくなります。60Hzから120Hzに変えるとなかなか60Hzには戻れません。
M2プロセッサのグラフィック性能
MacBookはWindowsのPCには絶対に搭載されていない、M2というMacBook専用の高性能CPUが入っています。
これもすごい性能なんですけど、実はM2よりもいい性能のCPUがWindowsノートパソコン向けにIntelから出ています。
M2のすごいところはそのグラフィック性能にあるんです。
Proresに標準対応
ちょっとオタッキーな話になるんですが、MacBookは動画編集をする上で非常に嬉しいProresというコーデックに標準で対応しています。
Proresの詳しい説明は省きますが、簡単に言うとこれを使えると動画編集が非常に快適で高速になります。
Windowsも使えるには使えますが、設定が回りくどい上動作が不安定なところがあるので、それに標準で対応するmacOSは魅力的です。
iPhoneと強いシナジーがあるぞ!
iPhoneを含むApple製品の多くにはAirdropというファイル共有機能があります。
去年の日本でのiPhoneのシェアは50%弱とのことで、つまり日本人の半分がAirdropを利用できるということになります。
Windowsのノートパソコンは写真を送ろうと思った時に、一々おっっそいLightningケーブルを接続するか、ネットを介する必要があります。
それに対してMacBookであればAirdropを使い、ほぼ一瞬で写真を共有することが可能です。Lightningケーブルを持っていなくても、パソコンをネットに繋がずとも写真を共有できるのは手軽で便利なのでこの機能は非常に羨ましいです。
性能に対して省電力だぞ!
上で色々と高性能さは説明したんですが、Appleの独自技術以外はWindowsのノートパソコンでも全然あります。それもMacBook Proよりは全然安くあります。
ただ、MacBookには抜きん出たスペックが一つあって、それは「美麗なディスプレイ+超高性能CPUな癖にバッテリーが異常に持つ」というところ。
これは可変120HzやらM2の省電力性能やら様々な企業努力で成り立っている技術だと思うんですけど、これだけは他のどのノートパソコンより優れています。
多分、長年iPhoneで培われた技術をMacBookに使っているからで、並大抵の企業はこれに勝てません。
社外アクセサリーが豊富…!
地味に見える項目かもしれませんが、MacBookはユーザーが多いこともあって大量の社外アクセサリーがリリースされています。
たとえばスキンシールと呼ばれるもの。これは車で言うラッピングです。MacBookの上から貼ると、簡単に外装の保護とイメチェンを行うことができます。
他にもMacBook用に開発されたが故にデザインまで統一されたUSBハブなどもあり、外部デバイスでゴチャゴチャした見た目を嫌う人にもおすすめです。
あ、でも純正アクセサリーはクソ高いからやめとけ。
薄い軽い静か美しい
褒めるところ最後になりましたけど、MacBookは薄くて軽いです。
これによって、ノートパソコン入れに入りやすく、バッテリーもちの良さも相まってもち運びに打って付けなパソコンになっています。
で、外で使うなら結構重要なのが静かということ。Windowsの同じ性能のノートパソコンに高い負荷をかけると、大抵冷却用のファンが回り回って喧しい音を発します。これではスタバでは使えませんね?
MacBookがスタバ公式PCと言われている所以がここにあったのですしらんけど。
デメリットも大量にあります
さて、ここまではMacBookの光の面を語ってきました。しかしここからは闇の面(もとい現実)について話していきます。
これらは実際に使うとなると必ずついて回る問題なので、購入を検討している人は
- 項目に当てはまっているのか
- 当てはまっていても我慢できるのか
に注目して読んでみてください。
Windowsじゃない
引用:wikipedia
一番デカいので最初にぶち込みました。
MacBookにはジョブズの開発したスマートなOS、macOSが採用されています。これによって大量のデメリットを抱えることになります。
ゲーム好きな友達多いならやめとけ
世の中の様々なソフトはWindows向けに作られていて、ついでにmacOSも対応しているというものがほとんどです。macOSにのみ対応していてWindowsに対応していないソフトは非常に稀。
で、最もこれが顕著なのがゲームです。試しに大手ゲーム販売サイトのSteamで自分のやりたいゲームを見てみてください。高確率でmacOSには対応していないのです。
マジでやめとけ。一番後悔します。
プログラミングやりたいならやめとけ
macOSでもプログラミングはできます。現にmacOSを使うプロのプログラマーも存在します。
しかし、駆け出しのプログラマーにはおすすめできません。理由があります。
プログラミング自体はWindowsでもmacOSでもLinuxでもなんでもできるんですが、それぞれで少しずつプログラミングをする「環境」が違ってきます。
これだけならまだ大丈夫。問題はインターネットにあるプログラミングの知識がWindows向けに偏りまくっていることにあります。
プログラミングにおいての「不安」
仮に何かソフトをプログラミングで作りたいと思って開発環境を整えようとしたとき、まずは必ずネットで検索するところから始まります。
この時、検索結果にWindowsでの開発環境の作り方しか出てこないことがザラにあるんです。
Windowsと同じやり方でやって問題ないこともたくさんあるけれど、もし何か問題が起きた時に「macOSだからなのでは…?」と一々考えているとそれだけでmacOSを買ったことを後悔します。
将来少しでも、ほんの米粒一粒でもプログラミングをする可能性があるのならMacBookはやめとけ。
兎にも角にも金がかかる
購入時はもとより、MacBookは少しお金がかかる子なのです。
主にソフトウェア面ですが、Windowsの場合は有志の方々が創り出したフリーソフトウェアが充実しているものの、MacBookのソフトはWindowsほど無料で使えるものはありません。
例に挙げると、高機能なフリー動画編集ソフト「AviUtl」はWindowsのみ対応だったり、Photoshop風の無料ソフト「Gimp」はM1、M2プロセッサでは不安定といった具合。
また、もし多数あるWindowsのみ対応のソフトを動かしたいとなれば、別でWindowsのライセンスを購入する必要があります。
ハードウェア面では、Type-Cポートしかないこともあって基本的にUSBハブは必須ですし、純正のアクセサリーはたっかいです。
金がない大学生クリエイターへ
MacBookはたしかにクリエイターにとって最高のノートパソコンですが、あなたが本気でクリエイターと呼ばれる職を目指しているのであれば、お金をかけるところは別にあります。
クリエイターは金がかかります。パソコンも並の性能では足りないですし、Adobe CCを使うとなればサブスクで重い出費を強いられます。場合によってはペンタブやオーディオインターフェースなど、それぞれたっかい機材が必要になるかもしれません。
MacBookと同等のノートパソコンもあるよ!
MacBookと同等の映像性能、それ以上の処理性能を持ちながら安いノートパソコンは探せばたくさんあります。
ただ探すのは普通に面倒なので、こういうのは私のようなノートパソコンをdigすることに快感を感じるオタクに任せてください。クリエイター向けのノートパソコンをまとめた記事はまた今度書きます。
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スタバで使いたいだけの人へ
ここまで読んでわかったと思うのですが、MacBookは決して一般人向けのノートパソコンではありません。MacBookの購買層としては
- 動画編集などマシンパワーを必要とする人
- しかもよく外に持ち出す人
- 正しい色域、フラットな発色特性が必要な人
つまるところ「クリエイター」と呼ばれる人に向けて作られています。しかも外に持ち出す奇異な人。
しかしスタバでMacBookを開いている人はどうでしょうか?ほとんどWordか、よくてPhotoshopまでしか見たことがありません。
本当にこんな色々とクソ高いパソコンが必要だったのでしょうか?
あなたは本当にMacBookを使いこなせますか?もう一度自分に問うてみましょう( ・∇・)