夏は軽装になりがち
寒いから何かしら気ないといけない冬用のバイクウェアをもっている人は多いんだけど、夏用となると半袖になってしまう人も多い。
夏用のバイクウェアはなんとなくダサいから嫌いって言ってる人もいる。
プロテクターなしは愚行
でもこれをやってしまうのは迂闊。バイク事故の死亡原因は胸部の損傷によるものが頭部によるものに続く第二位。
頭部に関しては、ほとんどが半ヘル着用の人だからフルフェイスの人は気にする必要はないんだけど、そうなるとフルフェイス着用の人が死ぬ可能性は胸部の損傷によるものが第一位となる。プロテクターは偉大。
夏用バイクウェアで安心涼しい
正直近所ならバイクウェアはほぼ要らないと思う。あるに越したことはないとはいえ、近所ならそもそも事故に遭いづらい道を選んだりすることもできる。
ただ、ツーリングするとなれば話は違う。
遠くから来てる雰囲気が出てる割に半袖だったりすると、見る人によっては一種のダサみを覚えてしまう。
今回はそんな、安全かつ快適でかっこいい夏用バイクウェアを紹介していく。
新世代?ベスト型ジャケット
昔までベストの形をしているとなると、世紀末よろしくの腕部分ぶち破り革ジャンみたいなやつばっかりだったんだけど、最近になってオシャレで実用的なベスト型のウェアが出てきた。
防御力は劣るものの快適
ベスト型のいいところは何と言ってもその快適さ。
腕の部分がフリーだから、どこかで突っ張ることもないし圧迫感もない。その上最高に涼しいから、夏にピッタリなバイクウェアといえる。
とはいえ、高速道路とかだと少し怖みがあるから高速道路は腕まであるもので走りたいところ。
腕部分がない分いいものが安く買える
腕部分を切り落としているだけあって、材料費を安く作ることができるから、値段の割に質感とか機能性が高いものを選ぶことができる。
実際、今回紹介するICONのベストタイプのジャケットは、D3Oっていう最高の性能だけど最高の価格なプロテクターが入っているのにも関わらず破格で買うことができる。
ICON BACKLOT
まず紹介するのがコイツ。アメリカのオシャレバイクウェアメーカーのICON製のベスト。
背中にD3Oのプロテクターが入ってるんだけど、傍から見れば全くわからないデザインになってる。
ちなみに、夏は暑いけどパーカーと合わせるとむっちゃかっこいい。
パーカーは自由に選べる
ベストタイプの利点として、下に着るものを自由に選べるという利点がある。下に着るものはバイクウェアじゃないものを選べるから、ファッションを組み立てる上で選択肢が大きく広がるのはかなり大きいメリット。
全体的にバイクウェアは高価格なものが多い中、ファッション性が高いながら安くてすでに持っている可能性もあるカジュアルなものを選べるから、お財布にやさしいのも魅力的なところ。
RideRich Scarboro Textile Jacket
公式サイト以外で見たことないからRideRichの公式から買ってほしい。
ICONのもかっこいいんだけど、さらにデザイン性を求める人はコイツを選ぼう。
- 内側が鮮やかなオレンジ色
- 迷彩柄のラインナップがある
- チャック開けると文字が出てくる
とかオシャレ要素を無限に詰め込んである。
内ポケットがあったり、外側はチャック付きのポケットが三つついていたりして機能性にも富んでいて非常におすすめな一品。
今のところ「これ着てる奴いたら俺」くらいの着用率だから被ることがないのもいいところ。
公式サイトから輸入する方法についてはこっちの記事で解説してるから読んでみてほしい。
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メッシュ ジャケット
これは従来の夏用ジャケット。ベストタイプに比べて腕まであるから安全性が非常に高いのが最大のメリット。
個人的には年中使えるタイプのものより、夏専用品の方がよく冷えるからオススメ。年中使えるものは超ロングツーリングとかで服を変えられない場合とかに使う方がいいかも。
値段に関しても、年中使えるものは大体高いから、夏用、冬用を一着ずつ所持しておくのが理想。
とりあえず来ておけばいい感じなデザイン
腕まであるからこれ一つで上半分のファッションが完成する。
このメリットは意外と大きくて、下手にベストタイプを選んで下に着るものを選んでいるより早く家を出ることもできる。
自分はファッションセンスがないっていう人も、とりあえず自分のバイクと同じかに対色を買っておけばかなりいい感じに見えるようになる。
正にバイク乗りの正装。これ以上にバイクに似合うものといえばワンピースのレーシングスーツくらいしかないだろう。
安全志向の人にオススメ
腕まであるジャケットはさっきも書いた通り安全性が非常に高い。
実際、こけたときのことを考えるとベストタイプだと転んだときに腕へのダメージは計り知れない。対して腕まであるジャケットの場合は転んでも防御力の高いジャケットで腕を保護してくれるし、プロテクターもあるから衝撃に対しても強くなる。
総じて守るものがデカい人、コケやすい人、石橋をたたくタイプの人にオススメできる一品になってる。
KOMINE JK-128
安いけど変な色とか嫌だしかっこいいのがいい!という人にイチオシなのがコミネのJK-128。
安全性に関してはまず問題ない。コミネのネームバリューがついたものに間違いはない。
そのほかもオススメできるポイントがいくつかあって
- 迷彩を含む大量のカラーラインナップ
- 圧倒的低価格
- 肩、肘、背中、胴体、安心と信頼のフルプロテクション仕様
- 可動部は遊びをもたせてあったりマチも採用
と、値段に見合わない圧倒的な機能性。
安全性、価格、デザイン、快適性、これらを備えたジャケットは他にはない。
ポケットに関しても腰上に二つ、胸に一つの計三つついてる。
弱点は?
褒めすぎやろと、なんか悪いとこあるんちゃうかと、一つだけある。
そう、JK-128は安い割にいいもの過ぎて着用者が異常に多い。上半身のファッションをJK-128に占有されるから、被るときはガッツリ被る。
もちろん被ることを気にしない人であれば全く問題ないデメリットなんだけど、気にする人にとっては、大きなデメリットにもなり得る。
それ以外に関しては、その辺のレビューサイトの星1の欄を見てもらえればわかるんだけど、サイズが合わないとかの商品自体の悪評じゃないものばかり。
コイツに関してはかなりグッドな選択だから覚えておこう。
RS TAICHI RSJ333
最強バイクウェアブランドの一角、RS TAICHIの夏用ジャケット。
夏用ジャケットがメッシュタイプが多い中ジャージのような素材をしたタイプ。これのいいところは、メッシュタイプがごわつくのに対し、ふんわりとした素材だから半袖でも快適に着ることができるというところ。
着心地に関してもゴワゴワしていなくて、しなやかに着ることができるから、体を動かしやすいから、余計な感触を感じたくないという人にかなりオススメできる。
隙のないデザイン
ジャージ素材によるメリットは着心地だけじゃなくて、見た目にも反映される。
メッシュタイプは近くで見ると穴ぼこなのに対して、ジャージタイプは近くで見てもつるっとした感じで荒が出ないのが特徴。
普段着っぽい見た目に近いとも言えるから、出先のカフェとかに入りやすいのもメリットになってる。
あんまりぼこぼこした見た目が好きじゃないような人におすすめ。
値段もそこまで高くない
もう一つコイツを選ぶ理由があって、値段がそこまで高くないということ。メッシュジャケットの方がもちろん安いんだけど、あと少し出せば買えるってくらいの値段だから、選択肢に入れやすいのもいい点といえる。
シルエットが細身
バイクウェア?でも着太りするんでしょう?というそこのあなた。これはプロテクターの存在を感じさせないくらい細身だから、バイクウェアにありがちな某ゴンボールの肩パッドみたいな見た目にならないのが最大の利点。
悪い点も
これ、ぱっと見、安い!買う!となるんだけど、実は胸部プロテクターが別売り。胸部プロテクターがないってことは、バイク事故で死亡原因になりやすい胸が保護されないってことだから、買い増さないといけない。
こんなのもある↓
夏用バイクウェアで夏も安全に
今回は夏用バイク乗車用ジャケットについての記事を書いた。
全部オススメなんだけど、特にベストタイプのものに関してはめちゃくちゃかっこいいし、なにより快適性が段違いだから俺のイチオシアイテムになってる。
無駄なリスクは省くべき
バイクに乗って死ぬっていうのは完全に無駄だし、Tシャツでバイクに乗るっていうのもまた無駄。
よく道路交通の話をするときに出てくるリスクテーキング行動っていうのがあるんだけど、これは思春期とかまだ心が発達しきってないときに、安全なことと危ないことがあるとなぜか危ない方を選んでしまうという一種の思考バグのこと。
少し考えれば安全なほうがいいっていうのは自明だから、安全かつオシャレにキメて、形からかっこいいライダーを演出したいところ。
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