遂に発表されたYZF-R7
前々から噂されていたYZF-R6の後継モデルなんだけど、今回YZF-R7として遂に発表された。
YZF特有のデザインも持つ
最早これは他社の追随を許さないYAMAHAの財産。細めのポジションライトがカッコ良すぎる。
現在YAMAHAの細目フルカウルはYZF-R6とYZF-R1の二つのモデルしか買うことはできなくて、YZF-R7が発売されれば三台目のモデルになる。
この排気量帯の特徴
さて、YZF-R7の解説はまた別の記事を見てもらうとして、今回は同じくらいの排気量の同じようなモデルとの比較。
この、600ccから700ccくらいまでのモデルは「サーキットでも公道でも楽しむ」という特徴を持っている。
リッタースポーツとは似て非なる
対して、YZF-R1とかZX-10Rとかのいわゆるリッタースポーツは、「サーキットを走るモデルだけど一応公道も走れるよ」的なスタンスだから、この辺りで違いが出てる。
YZF-R6もレース向けのモデルと言われていて、どちらかと言えば公道で乗ってもその力の大部分は使えないというもの。
今回はそんな600cc〜700ccのモデルに焦点を当てた記事を書くから、サーキットでも公道でも楽しみたい欲張りな人は是非見てほしい。
YZF-R7とその競合たち
まずは今回の比較にエントリーするモデルたちをざっと紹介していく。
この辺りの排気量帯は既に人気で、有名なモデルもあるから聞いたことがある人も多いと思う。
YZF-R7
引用:公式ティザー
まずは今回の主人公。YZF-R7。
これまでの大型のYZFはYZF-R6とYZF-R1っていうスパルタンな車両しかなくて、「かっこいいけど高いし乗るのに気を遣うから買えない!」っていう人も多かったと思う。
でも今回のYZF-R7はそんなファミリーの中で、「安い」「乗りやすい」「かっこいい」を具現化したモデル。これは売れる(確信)。
ZX-6R
引用:kawasaki-motors.com
この排気量帯を語る上で絶対に外せないのがZX-6R。
ZX-6Rも636ccっていうレースをするには微妙な排気量で、どちらかと言えば公道よりの味付けをされた車両。
やっぱりZX-6Rもかなり人気のモデルで、ツーリングをしていてもめちゃくちゃよく見る。
RS660
引用:aprilia-japan.com
遂に最近発売された660ccのモデル。
製造元はイタリアのAprilia。ポジションライトの使い方とか、デザインは流石のイタリア。
価格が外車の割にはかなり抑えられているのもポイント。
CBR650R
引用:honda.co.jp
HONDAからはCBR650R。
こちらもCBR600RRと違ってツーリング向けの味付けがされているから今回の比較にエントリーした。
Ninja650
引用:kawasaki-motors.com
Kawasakiから2匹目のNinja。
Ninja650も実はこの排気量帯を席巻しているバイクの一つ。
デザインも6Rとは似ても似つかないモノで、非常にかっこいい。
Ninja650もいい選択肢になってくれるだろう。
基本スペック
さて、まずは今回エントリーしたバイクたちそれぞれの簡単なスペックを見ていく。
YZF-R7※ | RS660 | Ninja650 | ZX-6R | CBR650R | |
排気量 | 689cc | 659cc | 649cc | 636cc | 649cc |
車両重量 | 188kg | 183kg | 194kg | 197kg | 206kg |
シート高 | 805mm | 820mm | 790mm | 830mm | 810mm |
燃費km/L | データナシ | データナシ | 23.6 | 18.3 | 21.3 |
気筒数 | 2 | 2 | 2 | 4 | 4 |
最高出力(PS) | 73.4 | 98.6 | 68 | 132(ラムエア) | 95 |
大体の価格 | 110万? | 140万円 | 90万円 | 135万円 | 110万円 |
※価格は予想。
乗る上で大事な情報だけをピックアップして表にまとめた。
こう見てみると、同じ排気量なのに価格も性能もばらつきがある感じで、かなり広い選択肢がある。アプリリアはやっぱ高い…
YZF-R7はもっとスポーティな味付けになる可能性もある。
気筒数比較
まずバイクとして大きく変わるのがここ。シリンダーの数。
今回紹介するこの五つだと、ZX6RとCBR650Rが四気筒のモデルになっていて、それ以外はすべて二気筒になっている。
四気筒のモデルは排気音のよさと最高出力が高い反面、燃費の悪さや車両重量の重さというデメリットを抱えている。
ただ、ZX-6RとCBR650Rは値段も燃費も出力も全く違うものになっているから、値段が気になるけど四気筒は譲れないって人も問題なく選ぶことができるだろう。
最高出力
YZF-R7 | RS660 | Ninja650 | ZX-6R | CBR650R | |
最高出力(PS) | 73.4 | 98.6 | 68 | 132(ラムエア) | 95 |
出力の順列は
ZX-6R>RS660>CBR650R>YZF-R7>Ninja650
となる。
最高出力だけでみると、ZX-6Rが抜きんでて高いものになっていて、この中ではレーサーよりなモデルであることが見て取れる。
対して、Ninja650は半分ほどに抑えられているというのも特徴。
公道を楽しむモデルが欲しいけど、どちらかと言えば速いのが好きっていう人はZX-6R、RS660あたりがオススメになってきそう。
対して、ツーリングにしか使わないし速いと免許なくなっちゃうっていう人はYZF-R7とかNinja650が有力な選択肢になる。
燃料
YZF-R7 | RS660 | Ninja650 | ZX-6R | CBR650R | |
使用燃料 | レギュラー | ハイオク | レギュラー | ハイオク | レギュラー |
レギュラーかハイオクかっていうのは維持費を考える上でめちゃくちゃ大事。やはり馬力を絞り出しているモデルはハイオクになっている。
維持費の観点から見ればNinja650とYZF-R7に大きなアドバンテージがありそう。
外観比較
これまでいろいろと書いてきたけど、結局はこれに尽きる。自分の好きなバイクなら多少のスペックでの不満にも目をつむれるし、なにより愛をもって接しやすくなる、
少ないけどカッコいい写真を集めてみたから、ここで見てちょっと気になる車両はインスタグラムとかで調べてみよう。
YZF-R7
引用:個人的バイクまとめブログ
ZX-6R
引用:kawasaki.eu
RS660
引用:aprilia-japan.com
CBR650R
引用:honda.co.jp
Ninja650
まとめ
今回はスポーツバイクの600cc~700ccという排気量に絞った比較をした。
出力とかを見ていくとそれぞれのバイクの得意な部分、不得意な部分がわかって選びやすくなる。
価格だけで見るならNinja650がずば抜けて安いから、とりあえずこのくらいの排気量を検討している人にはおすすめかもしれない。
ただ、Ninja650ほどツーリングに向いてなくていいけどApriliaは高いし性能良すぎ、っていう人とかはYZF-R7とかを選ぶとちょうどいいところに落ち着くと思う。
現在、この排気量帯がアツくて選択肢も幅広いから、自分の好みに合わせて間違いないものを買っていきたい。
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