友達とのツーリングはバイクならでは
お互いが風を感じながら道路の上で比較的自由に動けるっていう特徴から、車とはレベルの違う楽しさを誇るバイクツーリング。
俺はこれまで、10人くらいの色々な相手とツーリングしたことがある。
その時の経験でやっておいた方がいいと感じたことがいくつかあるから、今回はそれを共有していく。
右左折するときは早めに教える
少しでも友達とツーリングしたことある人ならわかると思うんだけど、ツーリング中に急に曲がられると大概危ない思いをする。だから早めにここを曲がるっていうのを後ろに伝えるべき。
右左折の合図は少し早めを心がける
でもここに一つ問題があって、前の人的には余裕を持ったつもりでも間に合ってないことが多いということ。だから前を走るのは比較的余裕のあるような上手い人が走るべき。
後ろの人の心構えのための時間も考えて、余裕を持って教えてあげよう。
どうしても難しいという場合は次の内容を実践することで緩和することができる。
一応全員ナビはつけておく
ナビは先頭の人だけという考えは捨てるべき。実際知らない土地ではナビがないとライダーはほぼ無力化される。ナビをつけてても減るものなんてないし基本的には全員でつけておくことがおすすめ。
曲がる場所の心構えができる
これは先頭の人が曲がる場所で合図を忘れた場合とかの保険になる。「ナビでは曲がりそうだけど、どうなんだ?」と思ったら自分の中で曲がる準備をしておくことで先頭がミスっても余裕を持った運転ができるようになる。
安全運転の上でも大事だから大きなメリットだ。
道を間違えにくくなる
先頭の人がぼーっとしていて曲がるべき場所を逃してしまうことが実際のツーリング中では多々ある。こうしたミスで後ろの人が前の人を責めてしまう場合がある。そうすると前の人は「じゃあお前がやれや」と雰囲気が悪くなりかねないので、全員でナビを設定しといてミスをなくすのが最も賢い手段。
ツーリング中に雰囲気が悪くなることだけは絶対に避けた方がいい。
はぐれた時の保険になる
信号に運悪く引っかかったとか、流れの速い道路とかで車に割って入られたとか、様々なことが原因で前の車とはぐれてしまうことがある。いや、かなりの頻度で起こる。
これは特に車間距離を上手に詰められない初心者ライダーがよく遭遇してしまうことなんだけど、ナビがないとちょっとテンパる。
ナビのセット中にさらに離されるか大きくはぐれてしまうのでナビは全員でセットしておこう。
千鳥走行と一列縦隊を使い分ける
千鳥走行と一列縦隊はそれぞれメリットとデメリットがある。
千鳥走行のメリット
- 前のバイクと車間距離を詰められるため割り込みされるリスクを低減できる。
- 前のバイクが急ブレーキをしても安全なマージンが大きく余裕を持って停まれる。
- 停車のときに隣で止まれるからトークが捗る。楽しい。
- 抜こうと思えば比較的簡単に抜ける
前のバイクと車間を詰められる
車間距離を詰めることによって、他の車に割り込みされる可能性を減らすことができるからはぐれるリスクが減る。はぐれると合流がめんどくさいからできる限り割り込まれないようにしよう。
急ブレーキに強い
急ブレーキをかけられた時とか、停車する時に速度が出過ぎていた時でも余裕を持って止まることができる。友達のバイクと接触したらエモいから千鳥走行で少しでもリスクを減らしたい。
停車の時隣に止まれる
やっぱり友達とツーリングしてる以上、お話しとかしたいと思うんだけど、千鳥走行をしていると隣に止まれるからトークに花が咲きやすい。
身振り手振りでも伝えれるようになるし、何よりバイクに乗ってる姿を横から見られるのもメリット。
千鳥走行のデメリット
- カーブに弱い
- 道幅が実質半分以下になる
- たまに嫌がる車がいる
カーブ/コーナーに弱い
千鳥走行は性質上、道路を比較的大きく使いたいカーブの時に走りづらくなってしまう。
カーブに差し掛かるときは少し車間を開けておくのが吉。
バイク二台で道幅が狭くなる
言わずもがな一つの道路をバイクがニ台通れるようにするため道幅が狭くなってしまう。
厄介なのが初心者や気の利かない人だと道路の真ん中よりを走る人がいるということ。
こうなると本来の1/4くらいの幅しかなくなってしまうので非常に窮屈なツーリングを強いられる。ちゃんと言葉に出して直してもらおう。
たまに嫌がる車がいる
本当にたまになんだけどバイクが道路に二つ並んでることを違反だと勘違いしてる人がいる。相手にするだけ無駄なのでとにかく無視。
一列縦隊のメリット
- 道路の使い方の幅が広くなる
- 接触のリスクを減らせる
- 狭い道に強い
道路の使い方の幅が広がる
一つの道路を一台のバイクが使うから、大きく道路を使うことができる。このメリットは峠とかワインディングとかでラインを意識して走りたい時に大きく現れるから、そういう場所では積極的に一列縦隊を使っていきたい。
バイク同士の接触のリスクを減らせる
千鳥走行では前のバイクと横並びになる瞬間がちょいちょいある。実はこの時、バイク同士の距離が近くて結構危ない。
初心者でふらついてしまいそうな人は一列縦隊で、ふらついても他者に当たらないようにしておこう。(それくらい初心者の場合はソロツーの方がいいかも)
車一台くらいの狭い道に強い
車一台しか通れないような狭い道だと道を譲るような場面が多々ある。この時に一列縦隊をしておくとスムーズに道を譲れるし隣を通ることができる。
狭い道でも積極的に使っていこう。
一列縦隊のデメリット
- 急ブレーキに非常に弱い
- 前の状況が把握しづらい
- 割り込みの隙を与えてしまう
急ブレーキが超危険
一列縦隊を組んでいると急ブレーキをされた時に反応がかなり難しくなる。これはバイクの特徴でブレーキが難しいことが原因の一つで、どうしようもない。
車間を開け気味にするとある程度解消できるけど、急ブレーキに対応できるほど開けると余裕で割り込まれてしまう。
前の状況が把握しづらい
視界で前のバイクと被っているところが見えないから、道路に何か落ちていて前のバイクが回避した瞬間初めて気づけるということもある。
千鳥走行の場合は司会の前のバイクと被ってる部分は関係ないところだから大丈夫。
とはいっても車よりかは全然把握しやすい。
割り込みの隙を与える
車間距離が開き気味になるから、ニ車線の道路とかだと余裕で割り込まれる。
割り込まれてしまうとはぐれる原因になるし焦ってミスを犯すこともあるから、割り込まれそうな道路ではできる限り千鳥走行を使おう。
インカム選びは慎重に
インカムは相手の金銭状況をよく考えて選ぶべき。自分だけ高いインカムを持っててもインカム同士のペアリングが出来なくなるから微妙だし、自分だけ安くても聞き取りにくくて会話に参加しにくいから微妙。
どちらかと言えば安い方がおすすめ
ただ、基本的には安いインカムを買った方がいい。何でかっていうと大体の人は高級インカムなんて持ってないから。
聞き取りにくいっていう欠点は空力性能の高いヘルメットを買うことで対処するのが一番賢い。
安いヘルメットに高いインカムより高いヘルメットに安いインカムのが見ためもいいしペアリングを考えた時に同じ機種を持ってる人が多いことが大きなメリットになる。
結局大事なのは思いやり
ツーリングの時も常に一緒にツーリングしてくれる友達に対して感謝の気持ちを忘れないようにしよう。そうすれば自ずといいツーリングになりやすくなるはずだ。
今回紹介した内容は思いやる上で知っておいた方がよいことってだけだから、そこから先は各々が頑張れ。
全部実践できれば「またツーリングしたい」と思われる人になれる。
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