HarleyDavidson渾身の電動バイク、LiveWire
引用:
https://www.harley-davidson.com/us/en/motorcycles/livewire.html
今話題のハーレーダビッドソン初の電動バイクLiveWire。
最初のロットを手に入れられれば最速で2月に納車できるっぽい。ほしい。
実は2014年にはすでにプロトタイプが出てて、ようやく日本の公道を走れるようになった。
今回はこの最強の電動バイクについて今わかってることをしっかり解説していくからじっくり見ていってほしい。
欲しい人は今すぐディーラーに行くべき
LiveWireは価格こそ高めなんだけど、現在メディアの至る所で取り上げられてる。生産数は公表されてないものの、買うのを検討してる人はまずお近くのハーレーディーラーに行くことを強くおすすめする。
どんなものかはよくわからないけど、バッテリーの保証も5年ついてるみたいだし初期ロットだから壊れて終わりみたいなことはなさそう。
お値段はバイク界でも高価格帯
お値段3,493,600円(税込)
結構高くて、この金額で買える他のバイクといえば
- Kawasaki Ninja H2 CARBON - 3,564,000円
- YAMAHA YZF-R1M ABS - 3,190,000円
- Honda Gold Wing Tour
DCT (AIRBAG) 3,381,400円 - Ducati Panigale V4S - 3,442,000円
- MV Agusta F4 RR MV - 3,197,000円
- BMW S1000RR M package DDC - 2,787,000円
ざっと挙げたけど、国内外のほとんどのメーカーのフラッグシップモデルのバイクを買える値段。むっちゃ高い。
欲しいものはプライスレス
ここは価値観の問題。ハーレーの最新電動バイクと最先端のスーパーバイクのどちらがより魅力的かは人によって違うからLiveWireの方が魅力的に感じるなら買うべき。
価格に関して一つ擁護するなら、ハーレーのバイクはものによっては400~500万するモデルもあるからそれに比べればお値打ち価格。色んな付加価値も考えるとLiveWireも逆に安いととらえられるかも。
車体解説
引用:https://www.harley-davidson.com/us/en/motorcycles/livewire.html
エンジン(モーター)性能
モーターの性能は最高出力105馬力で最大トルクが約12kgm。馬力だけ見ると弱そうだけど、最大トルクはリッターSSを若干上回るレベル。
しかも電気モーターだから停止状態からアクセルをひねれば瞬時に最大トルクが出る。
馬力はあくまで目安でエンジン性能がいいかどうかはトルクの方が大事な指標になるからこれはかなりヤバそう。
ちなみに0-100は3秒。なんで車検ないの?(純粋)
車体重量
車体重量は全体で249kg。このうち113kgくらいがバッテリーの重さになってる。バッテリーこんな重いのにここまで軽量化したのすごい。
比較だとスズキの隼の266kgよりは軽い。大型免許の教習車のNC750Lが228kgだからNC750Lの後ろに荷物を載せたくらいの車重。大型免許持ってれば扱えないことはないと思う。
普段からハーレー乗ってる人からしたら余裕そうだし全く問題ない車重でしょう!
てかどこにそんなバッテリー積んでるんこれ。
ハンドル位置
ハンドル位置は普通のネイキッドのアップハンドルよりやや低い程度。乗り心地とかは乗ったらそのうちインプレする。
装備解説
足回り
LiveWireの装備は値段にしっかり見合っててめちゃくちゃ豪華。フロントのSHOWA製43mmSFF-BPサスペンションにリアのBFRC-lite(バランスフリーリアクッション)。ブレーキはblembo製の4ポッドモノブロックラジアルマウントキャリパー。
高級スポーツバイクかな?
足回りだけ見てるとバチバチのレーシングバイクと見分けつかない。超豪華仕様。
俺はこれと同じフロントフォークのバイクに乗ってるからわかるけどガチで乗り心地いい。これにリアのSFF-BPも加わるから乗り心地に関してはピカイチだと思う。
車よりのモードセレクタ
最新のバイクにはモードセレクタがついてるものが多いんだけど、そのほとんどが単純にパワーを切り替えるものとトラクションコントロールを切り替えるものが独立して存在する感じだった。(スポーツ走行を主眼に置いてるものが多いから)
そんな中でLiveWireのモードセレクタは「Sport」, 「Road」, 「Rain」, 「Range」の四種類。自分の好みに応じてカスタムもできるっぽい。
これはハーレーで恐らく初の機能でこれまでだとバイクでのこのモードセレクタはホンダのゴールドウィングとかしかついてなかったっぽい。
Sport以外使うかは置いといてロマンに溢れてる。
ハーレーの電子運転アシスト満載
ハーレーにも色々と運転アシストがあって、LiveWireにもそれがついてる。
C-ABS
ハーレーのコーナリングを強化するABS。コーナリング中にタイヤが滑ったらブレーキを自動でゆるめて立て直してくれる。普通は曲がってる時そんなブレーキかけないけど緊急時に役立ちそう。
C-TCS
コーナリング中に働くトラクションコントロール。これはいつものトラクションコントロールでコーナリング中にアクセル開けすぎたりしたら自動で戻して復帰させるアシスト。名前はCだけど直線リアタイヤが滑りそうになっても働く。
DSCS
このバイクは回生ブレーキがついてるんだけど、それが効きすぎてぬれた路面とかでリアタイヤがロックするのを防止するためのアシスト。電気モーター版アシストスリッパ―クラッチ的なノリ。
ジャックナイフ防止
後輪が浮きそうになったらセンサーが感知して抑えるやつ。これも緊急時に助かりそう。
航続距離
気になる航続距離は最大で約235kmらしい。これ他の燃費悪い系のガソリンバイクよりも低いのは確かだけど電動バイクとしてみたら頑張った方だと思う。
車重の40%くらいの巨大バッテリーを積んでるおかげで航続距離も長くなってるっぽい。
ただ、充電ステーションはガソリンスタンドに比べてまだまだ少ないから余裕をもって充電する必要があることを考えたら田舎の方のツーリングはちょっときついかも。
基本はシティユーズでツーリングに行くときはしっかりと充電計画を建てていくのがよさそう。
LiveWire乗りは電気自動車の人気が出て充電ステーションが増えることをお祈りしておこう。
充電の情報
何気に気になるのがこれ、果たして出先で充電して何分かかるのか。お家で充電して何時間かかるのか、いくらかかるのか。気になるところだと思う。
充電速度
まず家で充電した場合、フル充電まで10時間かかる。長いと思うかもしれないけど、ハーレーが言うには「携帯電話みたいに乗った後毎晩充電する」ことを想定してるっぽい。そう考えたら10時間は全く問題ない時間だと思う。
次に外で充電する場合、LiveWireはCHAdeMOに対応してて使った場合0-80%の充電で約40分。100%まではそれに+20分。コーヒー休憩に丁度よさそうな時間。ただ充電は普通に給油することを考えたらめっちゃ長いから時間ではガソリンにやっぱ勝てない。
ツーリングもしたいけど充電計画を建てるのが面倒な人は絶対乗らない方がいい。
電気代
バッテリーの容量が15.5kWhで一般的な東京電力で計算すると一回ゼロからフル充電して410円。安すぎる。
さすが電動バイク、単純計算で100kmを180円せずに走りぬく。これ1リッター130円として俺のZX25R(ガソリン)でそのまま計算すると100kmで650円かかる。
つまり俺のバイクの三分の一以下の価格で走ってしまう燃費(電費)のよさ。
ちなみにガソリン代だけで元を取ろうとすると走行距離743,000kmくらいで元とれる。ごめんさすがに無理だった。
LiveWireで電気の世界をいち早く体験
引用:https://www.harley-davidson.com/us/en/motorcycles/livewire.html
いかがだっただろうか。
最後の電気代の計算からしてもこのバイクはあくまで電気代の元を取るためのバイクじゃない。(電費のよさは家族へのプレゼン材料にはなる)
0rpmからの最大トルクからくる異次元の加速と電気モーター特有のギアチェンジのないライディング、さらには電気バイク特有の音と雰囲気を味わうためのバイクだ。
それに加えて、最近ハーレーはユーザー向けにイベントとかを多く企画しててハーレーのアフターサービスも受けられるとなれば3,493,000円は案外お買い得かもしれない。
いずれバイクにも車と同じように電気の時代が来るから、いち早くLiveWireで体験してしまうのもアリだと思う。お金があれば。
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