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【オフロード入門用】新車で買える国産オフロード競技用モデルを徹底まとめ

モトクロス流行ってきてる?

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最近、道路を走っていてもオフロードバイクをよく見る気がする。

実際、近年のバイク全体の需要が増加している背景に釣られて、オフロードバイク界の売上も好調のよう。

Kawasakiも日本ではないけれど、今アメリカでオフロードバイクがめちゃくちゃ売れているらしい。

選択肢は新車(現行車)一択

ここで、さあオフ車買うぞ!!!となった時にまず考えるのが、古いバイクにするのか現行のモデルにするのかなんだけど、オフロードバイクに関しては特に新車を選ぶべき。

扱われ方が特殊

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オフロードバイクは林道遊びとかモトクロス競技に使われるっていう特徴上、車体の状態が非常に悪い場合がある。

正直素人にはフレームの歪みとか全くわからないから、安心できるところで買いたいところ。

旧車は論外

旧車に関しては更にオススメできない。状態が悪いのは元より、部品が手に入りにくいとかザラだから、乗りたい時に乗れないっていう状態に陥ってしまう。

時間と金を持て余しているならまだしも、現代の荒波に揉まれる俺たちには厳しいところがある。

とはいえ運動性能も捨てられない

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とはいえ、旧車特有の2stエンジンによるパワーウェイトレシオは捨てられないという人も多いと思う。

現行の日本車オフロードバイクは、競技に使うものというよりどちらかといえばツーリングよりのセッティングのものばかり。

これでは林道までは遊ぶことはできてもオフロードコースとなると少し心許ないだろう。

競技用車両は最強

そんな中、新車で買える上に手厚い部品網に恵まれたヤツらがいる。そうオフロード競技用のレーサーたちだ。

道路交通法とか近年の排ガス規制の外側にいる競技用車両たちは、異常に軽い車体を持っていたり2stを使っていたりと何でもアリの世界。

今回はそんな現代でも現実的に飼っていけるモンスターたちを紹介する。

CRF150RII

CRF150R II
引用:honda.co.jp

まずはホンダのCRF150R。今回紹介する三種類の中で唯一の4st車両。故に一番マイルドな出力特性を持っていて、扱いやすいのが特徴。

マイルドとか扱いやすいとかは書いたものの、そこらの公道モデルに比べれば圧倒的な運動性能を持っている。

KX100

KX100

引用:kawasaki-motors.com

Kawasakiの2stミニモト。KX85っていうモデルがあって、それのエンジンデカい版。KX85はキッズ向けな性格が強いものの、エンジンがデカくなったことで、こちらは大人でもより楽しく乗れるモデルになっている。

ただ、Kawasakiも言っているんだけど、あくまで本格派FUNライドモデル。これからガチでオフロードをはじめようと思っている人には少し物足りなさが残る。

YZ125

YZ125

引用:yamaha-motor.com

Yamahaの2stフルサイズオフローダー。今回紹介する中では唯一のフルサイズで、価格も高いもののガチのモデル。

これからしっかりオフロードやっていきたいっていう人オススメ。

スペック比較

CRF150R KX100 YZ125
ストローク 4st 2st 2st
サイズ ミニモト ミニモト フルサイズ
シート高 866mm 870mm 970mm
車両重量 84.9kg 77kg 94kg
希望小売価格 502,700円 412,500円 627,000円

大事なスペックを簡単に表にまとめてみた。

今回のバイクたちは同じ土俵で戦っているわけじゃなくて、それぞれ想定している客層が違っている。

だから自分がどのバイクが欲しいのか、どれなら満足できるのかを考えながら見ていってほしい。

過激な2st、穏やかな4st

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まず大事なのが、エンジンが1サイクルで何ストロークするのか。

例えば2stは

  • エンジン自体が軽い
  • パワーがとても大きい
  • 整備しやすい
  • クサイ
  • 焼き付きやすい

といった特性をもっていて、過激な運転をしたい人にピッタリな特性を持っているともいえる。

逆に4stは

  • 静か
  • 低回転でも大丈夫
  • 静か
  • クサクナイ
  • 貧弱

といった特性。においクサイの嫌だしずっと回転数意識するとか無理。っていう人におすすめ。あと、2stと比べて壊れにくいのもメリットの一つ。

ちなみに、今回紹介している4stモデルはCRF150Rしかないけど、KawasakiにもKLX110R Lとか、YAMAHAにはYZ250FXとかの4stモデルもある。

どうしても4stがいいけどパワーがないのは嫌っていう人は250ccのモデルとかも検討してもいいかも。ただ、排気量が大きくなるにつれて車両重量も重くなってしまって、初心者に扱うのが難しくなっていくから、極力軽いものを選びたいところ。

サイズ

CRF150R KX100 YZ125
サイズ ミニモト ミニモト フルサイズ
シート高 866mm 870mm 970mm
車両重量 84.9kg 77kg 94kg

サイズもかなり大事な要素の一つ。

まず乗っているときに関しては、身長が低い人は初めからフルサイズにするよりミニモトで慣れてからにした方が楽しく乗れることがある。

基本的にフルサイズのモデルはどれも同じくらいの大きさだから、一度近くのバイク屋さんに行ってみて、フルサイズのオフロードバイクのサイズ感を確認してみるのもアリ。

あと、車に積んでトランポしなければいけない都合上、家の車が小さいものしかない場合もなにかと小さなバイクの方が楽でおすすめ。

ただ、比較的ガチでオフロードをはじめようと思っている人はフルサイズ一択。小さいものを買ってもすぐ買い替えたくなるから、最初からフルサイズを買っておく方が無難。

価格

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CRF150R KX100 YZ125
希望小売価格 502,700円 412,500円 627,000円

価格はKX100の安さが目を惹く。ミニモトの二つで悩んでいるなら、2stが嫌いとかじゃない限りはKX100を選ぶのが無難。

対してYZ125は値段が段違い。これは、本来KX100と比較するのはYZ85っていうもう一つ小さいモデルだから。

今回は選択肢に含みを持たせるためにあえてこの並びに入れたものの、YZ125は正真正銘のレーサー。ガチでオフロードをやりたい人は多少高くてもこれを買っておけば後悔はないだろう。

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