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【死の異臭】バイクからするヤバい臭いを解説【ガソリン臭は死のかほり】

バイクから異臭が…

事故

バイクに乗っていると普段はしないような異臭を感じることが出てくる。

古いバイクはもちろん、新車で買ったバイクでも長く乗っていたり運が悪かったりすると異臭が出る場合もあるから、バイク乗りであればバイクの異臭には敏感でありたいところ。

いいにおいと悪いにおい

バイクでくさいにおいっていうのは色々あると思うんだけど、そのにおいのなかには大丈夫なにおいとヤバいにおいが存在する。

今回の記事ではどんなにおいがしたときに何が起きているのか、何をすればいいかを簡単にまとめたから、記事の内容を頭の片隅に入れて緊急時に思い出してほしい。

特に危険なにおいに関しては命に係わるから覚えていってほしい。

【大丈夫】オイルくさい

オイルくささを感じるとすれば

  • 友人とのツーリング中
  • 停まっている時の自分のバイク

先に書いておくんだけどツーリング中に走る友人のマシンから臭うものであれば、特性上の理由から臭っているだけで問題ない場合が多い。

2stのバイクとのツーリング

ツーリング中に友人のバイクからオイル臭さを感じるなら、友人のバイクが2stのエンジンを積んでいる可能性がある。

現代のバイクは全て4stと言って簡単に言うとクリーンな空気を出して走っているんだけど、昔にあった2stのバイクはオイルを燃やしながら走るからオイル臭さがある。

これは正常な状態だから特に気にすることはない。ただ、オイルのにおいがするだけあって2stのマシンは後ろ側にオイルをまき散らしながら走っている。後ろを走ると汚れるからできる限り前を走ろう。

4stのバイクなのにオイル臭い?

もし自分のバイクが4stなのにオイル臭い場合は、オイルが漏れている可能性がある。

事故をした後だと漏れる可能性もあるし、自分でオイル交換をしている場合ドレンボルトの締め付けが甘いかパッキンの入れ忘れというのも考えられる。

どこから漏れているのかわからなかったり、どうすればいいかわからなかったりする場合はバイク屋に持ち込むのが吉。間違えても変なにおいがしているのに放置したりしないようにしておきたい。

【注意】プラスチックが溶ける臭い

事故

プラスチックが溶けるにおいがする場合、当然ではあるんだけどバイクの樹脂部品のどこかが焦げていることになる。

正常な状態だとバイクの樹脂部品が燃えるようなことはないから、何らかの原因で熱をもってしまうことによってこの異臭は発生する。

排気回りが熱を持つ場合

まず最初に紹介していくのが排気回りの熱が籠ったりしてカウルが溶けるにおいがするということ。

ほとんどの純正のバイクであればまず起きない(起きたらリコールになる)から普通は起こらないんだけど、エンジンをチューニングしていたりボアアップしていて負荷がかかり安い状態であれば可能性が出てくる。

あと、海外の謎メーカー製のマフラーをつけているとパイプの取り回し次第ではカウルに近すぎて溶けることもあるから、カウルに近すぎると思ったら断熱シートでも挟んで様子を見よう。

電気系統が熱を持つ場合

もう一つ、電気系統が熱をもってしまう場合がある。

最近のLEDのライトであればあまり起こらないんだけど、ひと昔前のハロゲンライトとかのワット数の高い電装部品は劣化してしまうと思わぬ形で熱を持ったりするから、普段から注意しておくことが大切だ。

あと、自分で後からつけた電装部品に関してもつけ方を間違えていたり、謎メーカー製であったりすると熱をもつ可能性があるから、説明書を見ながら出来る限り確実に装着しておこう。

ヘッドライトとかテールランプが焼けると走行できなくなってしまうから、プラスチックが溶けるようなにおいを感じたらまず大事なライト周りを確認するようにしたいところ。

【注意】マフラー方から臭う

実際にマフラーの方からにおうかどうかは置いておいて、走行状況的に排気からする異臭も存在する。最初に書いた2stの車両であればオイルくささがあるのは正常なんだけど、4stの車両でにおう異臭について話していく。

これに関してはいくつか理由が考えられて

  • マフラー内部に異物が入っていた
  • 触媒の付け忘れ
  • エンジンに異常があった

大まかに分けてこんな感じだと思う。

マフラーに異物はセーフ

マフラーに異物があった時のにおいというのは、排気によって熱せられてその異物が焦げるにおいになる。

これに関しては、基本的には一回キリだから若干マフラーにダメージが入るだけで深刻な問題にはならないから、あまり気にする必要はない。ないと思うけど、最悪マフラーに穴が開いたとしても社外のかっこいいやつに変える口実にしてしまおう。

ただ、一度だけじゃなくて定期的に焦げるにおいがする場合はいたずらで何か入れられている可能性もあるから、この場合は注意しておこう。

エンジンの異常はちょっとヤバめ

触媒の付け忘れに関しては絶対に心当たりがあるから置いておくとして、マフラーからの異臭の原因としてエンジンに異常がある可能性がある。

例えば、何らかの異常でエンジンが息つきしてそのままエンジンが止まってしまうような症状が出ているときは、排気ガスが結構臭くなる(経験談)。

エンジンの異常はキャブ車であればまだ直せるかもしれないんだけど、ECUで制御されている現代のエンジンは個人で解決するのはほぼ不可能。お店に持っていってECUのリセットなどしてもらって原因を割り出すほかない。

エンジンに何らかの異常があった後に排気がくさくなったらバイク屋に持っていこう。

【ヤバガソリンの臭い

ガソリンのにおいがバイクからする場合、ガレージに置いている時であれば即換気をしなければならない。火気を出来るだけ遠ざけてガソリンの臭いがなくなるのを待とう。

給油後すぐとかもガソリンのにおいはするけどしっかり換気できているから安心して問題ない。

ガソリンは爆発の危険

 

ガソリンの爆発はなんとなく液体がある場所だけな感じがする人もいると思うんだけど、ガソリンが漏れている場合その部屋全体が爆発する。

これはガソリンは揮発性の高い燃料だからすぐに蒸発して、換気が不十分だった場合部屋中にガソリンの気体が充満するから。マジで危険だからガソリンの異臭を感じたらとにかくすぐに換気をしよう。

バイクは大丈夫だけど、比較的逃げづらい四輪車に乗っているときにガソリンのにおいがすると脳裏に死が浮かんでくる。

立ちゴケ、事故後は注意

ガソリンは普通にバイクに乗っている限りはまず漏れない。

漏れることがあるとすれば事故の後、なんとか自走で家に帰るような状況。後日修理をしようと思ってガソリンタンクの破損に気づかずにガレージに持って入る可能性もあるから非常に危険。

あと、激しい立ちゴケをした場合とか一部のガラスの外車は立ちゴケでも漏れる場合があるから、不安がある場合はお近くのバイク屋に相談してみよう。

においでトラブルシューティング

いかがだっただろうか。今回はバイクからする異臭について記事にしてみた。

異臭がしたときにある程度原因がわかっていれば余裕をもって対処することができるから、緊急時に余裕を持つためにも今回の記事のことは覚えておいてほしい。

それに、においを嗅ぐだけでバイクの異常がわかるってなんかかっこよくない?そんなことないか…。いずれにせよ嗅覚はバイクの状況を知る上でもある程度使えるからどんどん活かしていこう。

バイクは見ても聞いても触ってもにおいでも楽しめる。なんて愉快な乗りものなんだろうか。

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