Wi-Fiの調子が悪い…
こんにちは!オホージロです。
さてはみなさん、厄介なリアルから離れ楽しいインターネットライフを送ろうとした矢先に、不快なくるくるマークが表示されてここに辿り着きましたね?
普段は大丈夫なのにたまに調子が悪くなる…という方、Wi-Fiが不安定になっている可能性があります。
Wi-Fiの回線が不安定になる原因としてはいくつか考えられますが、実はそのほとんどは周辺からの電波干渉によるものなのです。
Wi-Fiの不調は電波干渉から
そんな煩わしい近隣の無線LANルーターとの電波干渉について、本記事では
- 様々な側面からの解決方法の提案
- 「電波干渉に立ち向かう」人に対しての知識の伝授
- ツールなどを用いた具体的な解決方法
の、大きく三つに分けて解消する方法を解説していきます!少し胃もたれする内容だけど飽きずに見てね(';')
不調なWi-Fiへの対処法の提案
まずは、不調なWi-Fiに対してどのような方法で解決するか作戦を練っていきましょう。
今回この記事を執筆するにあたって、具体的な解決策を3つほど用意してきました。ふざけていると思うかもしれませんが、どれも"本気"ですし、効果的です。
解決策その1:携帯回線オンリーにしてみる
無線LANの電波干渉に悩まされている方にとって、無線LANを捨てて携帯回線に一本化することは有用な解決策になる可能性があります。
携帯回線は無線LANを用いた通信に比べ、
- 電波干渉による影響がほとんどない
- 不安定になりづらい
- 面倒な設定がいらない
という点で大きな優位性があります。
デメリットとしてはデータ通信量の制限やコストの高さが挙げられますが、一本化することにより固定回線費を払わなくてよくなるため、データ通信量の大きいプランを選びながらコストを安く抑えることができます。
携帯回線はプラン選びが難しい
ただ、携帯回線はプランを選ぶことが非常に重要で、自分に合ったプランを選ばないと無駄にコストがかかったり遅くて後悔することがあるので慎重に選ぶことをおすすめします。
こっちの記事は俺が選りすぐった最強のプランたちを解説したもの。参考になると思うのでぜひ見てみてください。
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解決策その2:電波干渉しない周波数帯域に設定する
さて、ここからは携帯回線に逃げず戦う意志を固めた屈強なもの達への解決策…今回はこっちが本筋です。
この話は少し複雑なので後で詳しく解説しますが、簡潔に言えば「同じ周波数の電波があるとマズイ」ということです。今回の記事ではこれを避けるために様々な設定をしていくことになります。
解決策その3:最強のルーターで圧倒する
人には筋肉がありますが、電波にも信号強度(単位はdbm)があります。
自分が使おうとしているWi-Fiの電波が貧弱で、近くに同じ周波数で屈強で電波が飛んでいるとノイズによって信号のパフォーマンスが著しく低下します。
力こそパワー。アンテナの本数が多いほど偉い世界がここにはあります。
電波干渉をしない周波数を選びながら脳筋ルーターで圧倒することで、未知のサクサクネットライフが待っているというわけなのです!!
あ、むやみやたらに電波を飛ばすのは合法ですが迷惑なので控えましょうね!僕とのただ一つの約束です。
前提知識お勉強タイム
ではまず、これからのお話で脳死しないように先に単語とその意味だけ覚えておきましょう!
この項目を理解することで
- Wi-Fiの基礎中の基礎がわかる
- ルーターの設定画面で書いてあることが理解できるようになる
- 二度とWi-Fi回線で悩まなくなる
という喉から手が出るようなメリットを享受することができます。頑張って見ていきましょう!
(面倒なのは嫌いな人は読み飛ばしてもOK)
そもそもネットはどこから来ているのか?
物事を理解するときはその道順をたどるとわかりやすいしミスが少なくてよいです。ただ、今回はWi-Fiについての話なのでそれ以外については軽くだけ触れます。
まずは通信したデータくんの通ってくる道順を辿ってみましょう!
- 契約した固定回線を通ってお家まで来る(全国の電柱にはNTTが整備した回線が張り巡らされています)
- お家のモデムやらONUやらでネット回線の信号をデバイス(スマホとかパソコン)でも読み込めるデジタル信号に変換するよ
- モデムやらからLANケーブルで接続されたルーターに信号が出されるよ
- ルーターからWi-Fiという規格を使った無線通信でご自宅のデバイスに届くよ!(この間数ミリ秒)
※今回はこの中の最後も最後の部分であるWi-Fiの設定のお話です。
接続が安定しない場合ここのどこかに問題が発生しているんだけど、1,2に関しては重要なインフラとしてきちんと整備されているからまず問題が起きることはないのと、3に関してもLANケーブルの差し間違いであればそもそもネットが繋がらないから基本は4のルーターの設定が上手くいっていないか周りと干渉して電波が上手く飛んでいないのが原因だと思ってもらって差し支えないのです。
ただ、場合によっては契約した固定回線のプランが劣悪なものだったり、LANケーブルが古すぎたりすると原因になるかも…とも思うのでそれはまた別の機会に解説させていただきます。
周波数帯の前提知識
今度は電波干渉について考えるために、ご自宅のルーターまで来たデータくんが電波という波に乗ってスマホまで送られて来たときの波の乗り方についてみていきます(';')
- 2.4GHz←古参の周波数帯。通信速度遅いけど遠くまで飛ぶ。
- 5GHz←比較的新しい周波数帯。通信速度は速いし干渉しづらい。
ご自宅で解決するべき問題を把握するために、まずは電波がどちらなのかを確認してみましょう。スマホの設定からWiFiの接続をする画面を開いてみてください。
SSID(Wi-Fiのアクセスポイントの名前)の変更をしていない人であれば、aterm○○-aやらBuffalo-2G〇〇など名前にa,g,2G,5Gといった文字が入っているはずです。
これはそのアクセスポイントが利用している周波数帯を示していて、
- 2.4GHz帯の場合 - g,2G,2.4GHzなど
- 5GHzの場合 - a,5G,5GHzなど
といったネーミングになっていることが多いです。
相当古いルーターでない限りは2.4GHz帯と5GHz帯の両方が飛んでいると思うのですが、まれに片方しか飛んでいない人もいるので自分の家のWi-Fiがどちらなのかを確認しておきましょう!
電波干渉は同じ周波数で起きる
電波干渉は同じ周波数において複数の電波が飛んでいるときに起こります。
例えば、電波干渉は2.4GHz帯であったら2.4GHz帯のもの同士、5GHz帯であったら5GHz帯同士でおきるので、2.4GHz帯と5GHz帯で電波干渉が起こることは絶対にありません。絶対はないといいますが絶対です。
また、2.4GHzと5GHzでは性質も少し変わってきますので、ここから2.4GHzと5GHzにおいての電波干渉の回避方法をそれぞれ解説していきます。
2.4GHz帯における電波干渉
先に2.4GHz帯における電波干渉についてみていきましょう。
2.4GHz帯は「帯」と書いているだけあって周波数の集まりみたいなもので、厳密には2,412~2,484MHzの間のことを指しています。
周波数はいくつかに跨って使われる
その上で、あなたのお家のルーター君は2.4GHz帯の通信は2,412~2,484MHzのうちどこか22MHzを跨って使用しています。この22MHzのことを帯域幅といいます。
ここで「なぜ2,412~2,484MHzという幅がありながら22MHzしか使っていないのか」と思った方もいるかもしれません。
実は電波干渉を起こさないように2.4GHz帯の中でも合計14つのチャンネルが設けられています。
具体的には2,412MHzから22MHzがチャンネル1、2417MHz~22MHzがチャンネル2といった感じで14個続きます。
ちなみにBluetoothも同じ2.4GHz帯を使っていて、帯域幅は2MHzだよ
2.4GHz帯はチャンネル同士に周波数の被りがある
で、勘のいいガキは気づいたかもしれません。チャンネル1とチャンネル2には周波数帯の被りがあります。被っていないのは2,412~2,417MHzの僅か5MHz分のみ。
これ、2.4GHzはチャンネル同士に周波数の被りがあって仕様上干渉するような作りになってしまっているのです。
2.4GHz帯は大昔に作られて、ここまで電波が増えることが想定されていなかったので仕方ないですが、これによってただでさえ遅い2.4GHzは電波干渉によりさらに低速化・不安定化を進めてしまっているのです。
結論としては2.4GHz帯は干渉しやすいから安定しづらいとだけ覚えておきましょう!
(14チャンネルだけは後にチャンネルがないから干渉しづらいけど法規制されている。あと12ch以降はアメリカとか台湾で規制されているせいで使えないルーターもある。)
5GHz帯における電波干渉
さて、なんとなく電波についてわかってきたところで、5GHz帯の電波干渉についても見ていきます。
2.4GHz帯は大昔からある帯域ですが、5GHzは比較的新しい帯域で少しだけ2.4GHz帯より優秀になっている部分があります。具体的には
- 他のチャンネルの電波への干渉がなくなった
- チャンネル数が増えた
といった感じ。これだけでもなんだかいい雰囲気です。
5GHz帯は干渉がなく合計19チャンネルも!
先ほどの2.4GHz帯は隣接するチャンネルに周波数が被っていて電波干渉を起こすというデメリットを持っていましたが、5GHz帯はチャンネルごとに完全に別の周波数が割り当てられているため隣接するチャンネルに悪影響を及ぼしません。
また、2.4GHzではチャンネル数も14チャンネルでしたが、5GHz帯になると19チャンネルに増加しました。
これにより、理論上、お家の近くに19を超える5GHzの電波が飛んでいない限り電波干渉が起こらないという最強の周波数帯が完成したのです。(実際にはチャンネルボンディングとかを使われると減るからあとで解説します)
5GHz帯には弱点も
このように5GHz帯にはたくさんの強みがあり、みなさんも5GHzへの興味が増してきたところに横やりを刺してしまいますが、実は欠点もあります。
5GHz帯の欠点は主に以下の三つで
- 電波の飛距離が比較的短い
- スマート家電は2.4GHz帯に対応
- 飛行機とかのレーダーに干渉したとき法律に消される
この中で最もネックになるのが三つ目のやつ。日本で販売されるルーターは法律上「飛行機とか気象レーダーのレーダー波を検出した場合、一旦電波を停める」という機能がついていて、このことをDFS(Dynamic Frequency Selection)といいます。
弱点はそれぞれ解決可能
ただ、2.4GHz帯のものとは違って5GHz帯の弱点は設定と運用方法次第で解決が可能で、電波の飛距離に関してはすでにルーターとWi-Fi規格の進化で解決されています。
では実際にその解決方法を電波干渉の回避と共に学んでいきましょう!
世はまさに大電波時代!!!!
さて、ここまで読んでいただけると自宅のWi-Fiがなぜ不安定なのかもうわかってきたのではないでしょうか。
そう、「「あなたは知らないうちに現代の日本という人口密集甚だしい国で起きる電波帯域争奪戦に巻き込まれてしまっているのです!!!」」
それか単に無線LANルーターの設定が悪くて自爆しています。
日本のワンルームマンションというのは世界的に見ても異常な数のWi-Fiの電波が飛び交っている場所なのではないでしょうか?
次項から具体的な解決策
こうなってしまえばみなさんが取るべき選択肢は最初に書いた通り、以下の三つになるのです。
- 携帯回線というオーシャンに逃げる
- 大電波を搔い潜る
- 大電波になる(迷惑)
あ、大電波を出したくてうずうずしている脳筋のみなさん、迷惑にならずに大量のアンテナを活用する方法がございますよ!というかそれを今から解説していきます。
2.4GHz帯の干渉対策
まずは2.4GHz帯の電波干渉の解消方法についてです。
しかし、先ほど書いたように2.4GHz帯は基本的に干渉するように作られていて、マンションのような人口密集地で干渉を避けるのは不可能です。
なので2.4GHz帯でできる対策というのは限られてくるのです。
まずはWi-Fi Analyzerをダウンロード
早速謎のソフトをダウンロードさせてしまって申し訳ないんですけど、このソフトは非常に有用です。
近所に飛ぶWi-Fiを目に見える形で表示してくれるソフトで、これを使うことで
- 空いているチャンネルを確認
- 近所のWi-Fiの電波強度の確認
を簡単に行うことができるのです。
ちなみにPC版はMicrosoft store、Android版はGoogle Play storeからダウンロードできますが、ios版だけは存在しません。恨むならAppleの規制を恨んでください。
比較的電波が少ない帯域にチャンネルを固定
Wi-Fi Analyzerの2.4GHz帯の欄を見ると、近所に大量の電波が飛んでいることがわかると思います。
縦軸は電波強度、横軸は周波数(チャンネル)をあらわしていて、自分で弄ることができるのはこのチャンネルになります。
なので出来る限り他の電波が少なく、電波強度の小さいチャンネルに自宅のルーターの電波を飛ばす必要があるのです。
ルーターの設定画面を開く
ということでチャンネルを合わせていくのですが、これはご自宅の無線LANルーターの設定を弄ることによって合わせます。なのでまずはルーターの設定画面を開きましょう。
Atermであればブラウザで「aterm.me」と入れたら繋がります。最近のルーターであればスマホで接続できるものもあるでしょう。ルーターの繋ぎ方はおうちにあるルーターによって異なるので各自説明書を見るなりして頑張ってみましょう!
一応ですが調べるのが面倒な人のためにどんなルーターでも設定画面に行ける魔法の技を以下に書いておきます。(最近のやつだと無理かも…)
- キーボードで「Windowsキー」を推しながら「R」を押す
- 「cmd」と入力し、OKを押す
- 黒い変な画面が出るのでそこに「ipconfig」と入力する
- なんか色々出ますが、デフォルト ゲートウェイという欄を探す
- その右隣にある数字たちをブラウザでURLを書くところにコピーする
これで戦う準備が整いました。5の数字は例として192.168.11.1とかいう感じの数字です。あとはユーザー名とパスワードを入れましょう!(ユーザー名は多分admin、パスワードは説明書をほじくり返してなんとか探しましょう!)
弄繰り回せルーターの設定
現在、周辺の電波状況は手に取るようにわかり、ルーターは自由自在です。あとはこれまでの知識を基に他の電波を掻い潜れば安寧を手にすることができます。
これからみなさんが触る項目は無線設定の2.4GHzと5GHzが主になります。それ以外のところは触りすぎると不安定になったりセキュリティ上問題が出たりバグり散らかしたりいいことないです。触らぬ神に祟りなし。
5GHz帯の干渉対策
まずは上の5GHz帯での近隣の電波状況を見ていただければ一目瞭然、スカスカです。
これは先ほど説明した
- 5GHz帯は他チャンネルに干渉しない
- そもそもチャンネル数が多い
- 電波が遠くに飛ばない
という性質によりこのようなパラダイスができあがっています。
電波のないチャンネルに固定
2.4GHz帯はぐちゃぐちゃでしたが、5GHz帯はスカスカなのでできれば電波がまだないチャンネルに固定してしまいましょう。
ワンルームでも周りがルーターの買い替えが遅い場合、チャンネルボンディングが出来る程にはチャンネルが空いていることもあるのでその場合はラッキーと思っていくつかのチャンネルに跨って通信させてもらいましょう。
電波干渉の回避に関する基本的な考え方
電波干渉の回避の鉄則は以下の3点です。
- 混雑していないチャンネルを利用する
- 2.4GHz帯と5GHz帯を使い分ける
- 無線LANルーターをできる限り他の電波から離す
詳しく見ていきましょう。
混雑していないチャンネルを利用せよ
混雑したチャンネルというのは、5GHz帯でいえば既に一つでも電波が飛んでいるチャンネルで、2.4GHz帯の場合は強い電波が飛んでいるチャンネルを指します。
まず、5GHz帯であればだれも使っていないチャンネルを使うことを狙いましょう。Wi-Fi Analyzerを使って帯域の混雑状況を確認することで、いくつか空いたチャンネルを見つけ出せるはずです。
ついでに周辺の電波状況に余裕があるようであれば、複数帯域に跨って通信速度を倍にするチャンネルボンディングの利用も検討してみましょう。
チャンネルボンディングについて
かなり前にチャンネルボンディングについて一度言及しましたが、ようやくここで説明します。
Wi-Fiでの通信の帯域幅は基本、2.4GHz帯で22MHz、5GHz帯で20MHzなのですが、チャンネルボンディング(ワイドバンド)という技術を使うことで5GHzであれば40MHzや80MHz、多くて160MHzと、広い帯域幅で通信を行うことができます。
これによるメリットとしては、帯域幅の広さはそのまま通信速度に比例するため(厳密に言えば帯域幅が2倍だと通信速度は2倍+αくらい速くなる)、非常に高速な通信を行うことができるようになります。
でもこれ、みなさんならなんとなくデメリットがありそうな予感がしているでしょう。その通りこれにはデメリットもあって、帯域幅が広ければ広いほど多くのチャンネルを使ってしまうことから、
- チャンネルにすでに電波がある場合不安定に
- チャンネルを多く使って周辺に迷惑をかけてします
というデメリットがあります。
特に、チャンネルボンディングでの電波干渉は非常に不安定になる素なので、マンションであれば40MHzか多くても80MHzまでにしておきましょう。というかこの機能、受信機もアンテナがたくさんないと使えないので80MHzも正直いらないです(例えばiPhoneは40MHzまで)
あと、市販のルーターは大体が初期設定でチャンネルボンディングが有効化されていて、買ってきた状態だと160MHzとかになっています。なので何も知らない人は初期設定で地域に電波テロを起こす原因になっています。よいこはまねしないでね!
俺の家の周りで160MHzで通信してるやつ、お前を見ているぞ
2.4GHz帯と5GHz帯を使い分ける
話が流れかけましたが戻します(^_-)-☆
使い分けるといっても基本は5GHzの方が空いているので5GHzが推奨です。
しかし、場所によって5GHz帯が埋まってしまうレベルで多い電波が飛んでいる場合は、2.4GHz帯を利用した方が高速な場合があります。
こちらもWi-Fi Analyzerで十分に検討した後に設定しましょう。最近のルーターだと速度によって2.4GHz帯と5GHz帯を切り替えるバンドステアリングって機能がついていたりします。推奨はしないですけど使ってみても面白いかもしれません。
スマート家電は2.4GHz帯
もう一つ、家電系は2.4GHz帯を利用することが多いです。
なので、スマート家電と連携させたいデバイス(スマホとか)は2.4GHz帯を選ぶと〇
無線LANルーターを出来る限り電波から離す
要は無線LANルーターを物理的に他のアクセスポイントから離してしまおうという話です。
効果はあります。無線LANルーターは窓際ではなく、できる限り室内奥に置いておくのが〇です。
電波は様々な原因によって減衰しますが、一番電波を遮れるのは物理的な障害物です。これで干渉を少なくしましょう。
あ、ちなみに電子レンジともできれば離した方がよいです!一人暮らしなら電子レンジ使う時は通信しないとか割り切っちゃうのもありです。
電波出力について
無線設定の詳細設定みたいなところに、電波出力の調整という欄があります。
デフォルトでは100%になっていますが、それではデメリットが多いので25%か50%に落としましょう。
詳しくは高速化の記事を書くときに説明しますが、出力を上げるほどWiFiの電波が遠く飛び、そのせいでCPUの処理が重くなって速度低下につながります。
ワンルームであれば25%もあれば十分なので家の中で電波強度が落ちない程度に出力を落としましょう。
ルーターの性能は必須
ここまで色々と話してきたけれど、一番大事なのは通信の大本、ルーターの性能です。
無線LANルーターをケチると以下のような欠点が出てきてしまいます。
- 5GHz帯のチャンネル数の激減
- アンテナ数による電波強度の低下
- DFS対策の有無
- チャンネルボンディングの可否(高速化)
今回は通信の安定化のための記事だからこの数に留まるけど、実際にはこれに高性能CPUによる通信速度の高速化とか、アンテナ数による接続台数の増加とか色々と変わってきます。
ルーターの高速化を将来的にやる可能性がある人はある程度いいものを買っておきましょう。安物買いの銭失いです☺
俺のイチオシ屈強ルーター
ではついに俺からのイチオシ、屈強なルーターたちを紹介していきましょう!
ルーターを買う前にWiFi Analyzerで周辺の電波状況を確認するとどれを買うべきかが明確になってなお〇
(通信の安定化だけでなく高速化を狙っている人はプロバイダーのipv4 over ipv6に対応していないといけなかったり色々見るところがあるので安易に選ばないほうがいいです。今度高速化の記事も書きます)
Buffalo WSR-5400 AX6S
日本製安心ルーターかつ5GHz帯4x4+2.4GHz帯2x2のアンテナ数を誇る高コスパ機種。
「特にこだわりはないけど周辺住民に速度低下させられてるのはなんか癪」という人におすすめ。
CPUの処理能力には問題なく5GHzのアンテナ数も強力な4本、そのほかの機能も大体網羅してくれているから、買った後にWi-Fiの高速化をやりたいとなっても答えてくれる優秀な奴。
値段もお手頃だから迷ったらこれがおすすめ!設定画面も使いやすい!
Buffalo WSR-6000 AX8S
WSR-5400 AX6Sのちょっと上位機種。2x2で少し貧弱だった2.4GHz帯のアンテナ数も4x4になってさらに戦闘力が上がった。
高速な通信を求められるのは5GHz帯で、基本的にそっちがあれば2.4GHz帯はいらないんだけど、スマート家電とかを使っていて不安定になりたくないという人はこっちがおすすめ。
値段も5000円くらいしか違わないから絶対に後悔しないのはこっちかも。お財布と相談。
ちなみに私はこれを使っています。
Netgear AX6600 NightHawk (RAX70)
土地クソデカ国USAからやってきた脳筋ルーター。
CPU性能はBuffaloより上で5GHz帯のアンテナも2x2と4x4で多め。
というか何といっても見た目が最高。インテリアとして使いましょう。
Netgear AX11000 NightHawk (RAX200)
2.4GHz帯4x4、5GHz帯のW52/W53で4x4、W56で4x4の合計12ストリーム(アンテナ12本)の化け物級ルーター。国産でここまで多いのはまずない。
いやはや見た目がいい。見た目というのは非常に大事です。おうちのインテリアにはとにかくこだわりましょう。
まとめ
長くなりましたが、みなさんがやるべきことは以下の通りで
- いいルーターを買う(アンテナ数の多いもの)
- WiFi Analyzerで電波状況を確認する
- ルーターの無線設定を開く
- 2.4GHzと5GHzのチャンネルを空いている場所に固定する
- 適宜チャンネルボンディング(ワイドバンド)の設定をする
これらの項目を完璧にすればWi-Fiが不安定になることはまずありません。むしろこれで不安定なら状況を聞いてみたいです。
ただ、無線LANルーターの設定は未だにわかりづらく、専門用語だらけの説明も下手くそでとっつきにくいのが現状です。
初心者の方向けに書きましたが、わかりづらいところがあればちょっと書き直してみるので遠慮なくいってください。
頑張って!
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