どうも僕ですほおじろです。
今回はバイクを極力安く買おうとしている人にドンピシャな記事。
経験を基に車・バイクの「完全」個人売買について語っていくよ。
車・バイクの個人売買
まず、バイクの中古を買おうとしたらいくつか選択肢が出てくると思う。
- ディーラー認定中古車
- 大手中古バイク店
- 街の中古バイク店
- メルカリ
- ヤフオク
- Twitterなど
- 友達から買う
一応、上の方が値段が高くなりがちで、メルカリから下は所謂個人売買となって、マージンがかなり少なくなってくる。
中古車取引は基本、中抜きアリ
とはいえ、メルカリとヤフオクに関しては販売価格の10%くらいが手数料になるから、まだマージンが入っている。
しかし、Twitterでの取引に関しては「完全に中抜きがない」という意味では、どの取引方法よりもコスパよく売買ができるという特徴があるんだ。
ケツ持ちがいないTwitter
じゃあTwitterで「#バイク売ります」「#車売ります」で買えばいいんだ!と、手放しに考えるのは早計。
中抜きがないというのは、同時に「売買の成立を保証する人がいない」という意味でもある。
安全面に大きな問題を抱えた取引方法、それがTwitterでの売買になる。
詐欺・外れ玉を跳ねのけろ!
それでもなお、Twitterでの取引を望むあなた。
今回の記事は、俺が実際に完全個人売買でバイクを購入した経験から、絶対に抑えておくべきポイントを紹介していく。
この手の詐欺はチケットとかポケカとか、あらゆる界隈で起こっているけれど、車とバイクは値段が値段だから絶対詐欺られるなよ!
他の中古車の値段を確認する
そもそもの話で、今Twitterで買おうとしている車・バイクは中古車屋、ヤフオクとかでいくらで売られているのか?ということ。
正直なところ、そこまで大きく変わらないのであれば、Twitterよりもヤフオクの方がいいし、中古車店の方が絶対にいいんだ。
ある程度の期間リサーチする
欲しい車種が出ていた時に飛びつくのではなくて、最低でも1カ月は同じ車種の出玉を張り続けて、その車種の相場をちゃんと見極めるべき。
いざ買った後に見て見ると、実はコンディションで見ると全然お買い得じゃなかったとかザラ。
リサーチの方法
俺が実際にやったのが
- 暇なときに中古車店を回ってみる
- ヤフオク・メルカリを見続ける
- Twitterも確認する
これらを一か月程度は並行して行い続けて待ってみよう。
そうするとプラットフォームでのそれぞれの相場が何となくわかるようになって、安い時には「あ、これだわ」という感覚が身につくようになる。
車両状態の信頼性の問題
次は、個人売買は車両の状態がかなり怪しいということ。
というのも、一般的なディーラーとか中古車販売店では
- 納車前の整備・法定点検
- アフターサービスや保証
などが、売る上での最低条件になっている場合が多いものの、個人売買ではこれらはまず見込めない。
車・バイクの状態を見る目
基本的に個人売買の場合は相手方も素人であることが多いため、最低限の車・バイクに関しての知識を持っている必要がある。
多分、個人売買まで辿り着く人はほとんど機械好きだとは思うんだけど、興味もなければ勉強したこともない人は絶対にやめておくべき。
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最低限、パーツに対するリスクを理解する
この、状態を見る目というのは人によって雲泥の差があって、乗り心地で壊れている場所がわかる人から、症状を診なくても車種を聞いただけでわかる人まで様々。
そんな中、俺が思う最低限必要な見る目のラインが「パーツが破損した時にどの程度ヤバいのか」をある程度正確に理解できているかどうか。
足回りは命に関わる
その最低限の中でも特に重要なのが、ぶっ壊れると大事故になる部分。
例でいえば
- ブレーキが正確に動いているか
- タイヤ、ホイールの組付けは適切か
- ステアリングにガタなどはないか
これらに異常を抱えた状態で高速走行すると、普通に死人が出る可能性がある。
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ブレーキだけでも大量の項目
最も大事なブレーキだけに焦点を当てて見てみる。
ブレーキが正確に動いているか、もしくは壊れそうかを判断するためには、車種によって違うものの
- ブレーキパッド
- ブレーキディスク
- ブレーキキャリパー
- ブレーキホース
- ブレーキフルード
やら、意外と多くの部品に対しての知識が必要になる。
必要なのは正しい自己判断
誰も壊れたことに対して責任は取らないため、大事なのは安全に公道を走行するための自己判断力。
- 壊れたらヤバい部分
- 壊れたらやたらお金がかかる部分
- それらの状態がどの程度よくないのか
これらを総合して、
- 安く買って本当に得なのか
- そもそも治る異常なのか
- 本当に自走で持って帰れるのか
などを、少ない情報の中、足りない情報は最悪を想定したりして考えなければならない。
これが、ヤフオク・メルカリを含む個人売買をしてよい人の最低ラインだと俺は思う。
現車確認は絶対しろ
で、説明文の中の不正確な上に少ない情報を、少しでも補完するために現車確認は絶対にした方がいい。
相手は素人、信じるな
何度も言うけれど、相手は何といっても素人。
「エンジンは快調です!」といっていても、素人が聴いたエンジン音、吹け上がりの特徴など、なんの証拠にもならない。
見落としならまだかわいいもので、異常な部分を見て正常だと本気で思っている人も「かなり多く」存在することを忘れないようにしよう。
信用していいのは説得力のある証拠だけ
「エンジンは快調です!」に対して、「2カ月前にショップでOHしてもらいました」の方がまだ価値がある。
もちろん後者も嘘をついている可能性もなくはないんだけど、嘘というのは相手の落ち度なのに対して、前者は感想だけだから、本当は動かなくても相手に落ち度はない。
現車確認はとにかく詳細に
現車確認をするときは、色々な側面から徹底的にバイクの素性を炙り出そう。
例えば
- 売り手に修理歴、メンテナンス歴を聞く
- 試乗をする
- 外観上の傷も細かくチェックする
- プロの友達の意見を聞く
とか、挙げればキリがないけど、買おうとしているバイクの本体の状態は怪しいところを徹底的に調べよう。
相手の理解度も探るべき
で、もう一つやっておくといいのが、相手がどういう人なのか。
車・バイクの状態は大事なんだけど、現車確認で見られるのは基本的に外観だけで、内部に関しては質問と想像で補完する必要がある。
- 普段どういうことをやっているのか
- 機械が好きな人なのか
- 他の車・バイクの所有歴
- どんな運転、車の使い方をしていそうなのか
現車確認で相手と会ったら、実車を見ながらお話する中で相手がどこまで車両と真面目に向き合っていたのかを探ることができるとベストだ。
コミュ力高いと捗るね!
ただ、これを漏れなく上手くやるにはある程度のコミュニケーションの経験が必要になる。
人を楽しませながら自分の知りたい情報を教えていただく技術は下記記事が参考になる。
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ミスると割を食うのはあなた
もっとも、自分のお金なら「買いたければ買えばいい」っていう根本はある。
誰が何と言おうと、売る人がいて法に触れていない以上、どれだけ危険があっても買うのは自由なんだ。
ただ、一つ言わせてほしいのが、それで割を食うのは買った本人。
その形が、エンジンの焼き付きに出るか、ブレーキの抜けとして表れてくるのかは運次第になる。
事故を起こして負のおつりが来る可能性が意外と高いことを忘れてはならない。