ZX-25Rに悪いところがあるって?
誤解がないように最初に書くけど、俺はこのバイクを完璧なものだと確信してる。乗りやすいし車検ないのはもちろんなんだけど、載ってるエンジンが車も含めた公道を走る乗り物のなかで世界一高回転まで回るというのは正に唯一無二。
でもこれはZX-25Rに惚れてるせいで単に欠点を欠点だと思えなくなってるからだと思ってる。購入を考えてる人にとっては無駄な感情だから、今回は心を鬼にして悪いところを徹底的に挙げていく。
人によっては悪いところにはならないものばかりだから、自分に当てはまるものだけを気を付けるっていう見方をしてみてほしい。
ラップタイム投稿アプリ「Sutututu」
タイムを投稿して、他の人と競い合うサイト「Sutututu」をリリースしたから、興味がある人はチェックしてみてほしい。
これからもっと盛り上げていくから見てみてや。
25Rは回してなんぼや!!!
ちなみに完全に無料だから安心してほしい。
ZX-25Rはクラッチレバーの交換が至難の技
「ツーリング行くなら予備のクラッチレバー持っとけ!」とか一回は聞いたことあると思うんだけど、実はこのバイク、クラッチレバーが簡単に交換できない。これはクラッチの付け根にクラッチレバーの引き具合でエンジンの回転数を調整するためのセンサーがついてるから。
一歩でも間違えるとエンジン沈黙
しかもそのセンサーがちゃんとついてないと今度はエンジンが掛からなくなる仕様。電子制御の闇。
こんなん怖くて修理できないから、根本から折れたらお近くのカワサキまで押して歩くかロードサービスを呼ばなきゃいけない。途中で折れるようになってるから大丈夫だとは思うけどちょっと怖い。
交換できなくはない
とは言ったものの、これはバイクの整備とかを全くやったことのない人の話。
今の時代、ネットに無限の情報があって、ZX-25Rのクラッチの替え方に関してももちろんある。ある程度バイクをいじったことがある人とか機械が好きな人であれば交換できないことはない。
でもやっぱり機械音痴を自覚している人ははいじらない方が吉。
加速はそんなによくない
これは250ccだから仕方ないことではあるんだけど、400ccのバイクには少なくとも低回転では出だしで遅れを取るし、数値上の馬力ではZX25Rよりも少ない他の250ccよりも加速が悪い。
四気筒エンジン故の特性
これはZX-25Rの四気筒エンジンのある程度回さないとトルクが出ないっていう特性上の問題。二気筒エンジンとか単気筒エンジンのバイクは比較的低回転からトルクがあるから馬力上低いように見えてもZX-25Rより加速がよくなる。俺はSR400も所有していて、こっちは単気筒の400ccエンジン。
スクーターまでではないけれど、街乗りに全ぶりしてる性能のエンジンで、低回転からしっかりと加速してくれて、正直ZX-25Rより加速がよく感じる。というか多分いい。
本気を出せば鬼加速も可
とはいえ、高回転を維持した状態で本気の加速をすればフロントの荷重が抜ける感覚を味わえるくらいには加速する。
高回転を維持して走るのは結構難しいから慣れてきてから挑戦してみる走り方になるんだけど、裏を返せば慣れない内は緩やかな加速をするバイクだから、初心者でも安心して乗れるともいえる。
上手く走れるようになった時に加速が悪くて満足いかないから買い替える、ってことはないと思う。
燃費がめちゃくちゃ悪い
これに関しては金額的な問題は元より、CBR250RRとか他の250ccSSより航続距離が100km近く短いことが最も問題。ジクサーとかと一緒にツーリングしていると明らかに「え、私のバイク燃費悪すぎ?」となる(これに関してはジクサーがよすぎる)。
ロングツーリング中の給油が面倒
田舎の方にツーリングに行ったことがある人はわかると思うけど、ガチでガソリンスタンドが少ないから場合によってはガソリンスタンドのために寄り道する必要が出てきてしまう。先のガソリンスタンド状況を考えて賢く早めに給油していこう。
ZX-25Rの唯一スマートじゃない点とも言えそう。
こちらもCHECK
-
ツーリングの集合場所を考える【マスツーリング】
友達とのツーリングには欠かせない集合場所 これまでソロツーリングしかしたことがなかったけど初めて友達とツーリングするとなったらまず迷うのが集合場所。 車よりは集合しやすいものの、自転車みたいに適当な公 ...
続きを見る
ちょいちょいエンジンが不安定
こちらもCHECK
-
【永久保存版】エンジンがかからない!?ZX-25Rを確実に始動させる方法
エンジンがかからない時の手順 焦ってる人のために先に手順だけ書いておくから、エンジンがかかった後でゆっくり読んでほしい 1.アクセル(スロットル)を全開にして5秒くらいセルを回す 2.アクセルを閉じて ...
続きを見る
ZX-25Rを乗って一年くらいたったんだけど、まずZX-25Rの特有のエンジンかからない問題が結構起きる。
走った後に休憩で10分くらいエンジン掛けないでもう一回かけようとすると全くかからなくなる場合があるってやつ。コツを知っていれば全く問題ないからオーナーであれば確実に対処法を知っておきたいところ。
マフラーが気軽に交換できない
知ってる人も多いと思うけど、このバイクのエキゾーストは形状の特殊さ故にそのままだとスリップオンマフラーが付かない。
だから安くカッコいいマフラーに替えることもできないし、ちょっとマイナー気味なメーカーの汎用マフラーにも替えられない。特にマフラーが高すぎるのは大きな問題。20万円超えのマフラーも多くて、最早新しいバイクを買えてしまうような値段。貧乏人には交換不可能です…
ただ、ZX-25Rは純正の状態で音がいいのも事実。ご近所問題も発生しない音量だから大人しく純正マフラーのままでしておくのも全然アリだろう。俺はそうしてる。
こちらもCHECK
ただしインドネシアとかのはある
めっちゃ高いとは言ったんだけど、インドネシアの謎マフラーとかなら10万円以下で買えるようなものもある。見た目とかは置いておいて何でもいいから変えたいっていう人は一考の余地はあるかも。
こっちの記事で今出ているZX-25Rのマフラーを全種ガッツリまとめたから安いマフラーを捜索している人は目を通してみよう。
-
参考【最強の一本はこれだ!】Kawasaki ZX-25R用フルエキ全10選【社外マフラー】
充実のラインナップ!ZX25R用マフラー 発売されてそれなりに時間が経って、ある程度マフラーの選択肢も増えてきたZX-25R。音の良さが売りの一つになってるバイクなだけに、そのラインナップはまさに選り ...
続きを見る
慣らし運転が鬼畜
慣らし運転で最初に求められるのが4000回転までに抑えるというもの。ただこの縛りでは、普通の道で車の流れに乗るのがかなり難しい。まじで加速がキツい。一応6速4000回転は60kmちょっと出るんだけど現実的じゃない。加速の時にオーバーしてしまうのはもう諦めて巡行の時だけ4000回転を超過しないようにするのがコツ。
本気でやるなら交通量の少ない農道でやるか早朝か深夜の時間帯で400km走るしかない。この鬼畜ゥ!
先進装備モリモリでサボるかも
オートブリッパー、クイックシフター、トラクションコントロール、ローRPMアシスト。。。このバイクには大量の運転アシスト装置がついてるんだけど、運転が本当に楽ちん。
一応ほとんどはオフにできるし切ればいい話ではあるとはいえできれば楽したいのが人間のサガ。俺もブリッピングは普段はしてるけどよくわからなくなったらバイクに任せてるし、ない人よりは努力してないからもしかしたら下手になってるかも?
ブリッピングとかしょうもない
ただ、バイクの本当に難しいところは荷重移動とかアクセル/ブレ―キコントロールによるバイク自体の姿勢制御にある。ブリッピングとかクラッチでのシフトなんて一週間乗れば全然できるようになるから、もっと大事な荷重移動の練習とかに意識を向けるべき。
法定速度内でできるトレーニングをこっちの記事で解説しているから、暇があれば見てみてほしい。
こちらもCHECK
-
【バイクの荷重移動】法定速度でできる効果的なトレーニング方法【トラクションのかけ方】
バイクの姿勢制御 バイクの姿勢制御と聞いて真っ先に思い浮かぶのはバンクだと思うんだけど、実はその他にも二つある。他の二つはヨ―イングとピッチングになるんだけど、バンク(ロール)よりも難しい上に目に見え ...
続きを見る
上手く走らせるのが難しい
車体が重いからかなんでかはよくわからないんだけど、他の250ccよりもっさりとした曲がり方をする気がする。気がする。ただ、CBR250RRと比べれば確実に曲がりにくさは感じる。あと、回転数が低いときはまったりしてるくせに回転数が高い状態だと急に強大なパワーで加減速し始めるから、回転数を勘違いしてカーブとかで高回転で運転していると危なみがある。
TwitterだとなんかZX-25Rの事故報告をよく見るから懐が深いバイクではあるけど250cc四気筒である以上、精神的にも簡単ではないことを肝に銘じて運転したいところ。
サスセッティングで上級者へ近道
こちらもCHECK
-
【プリロード調整】ZX-25Rのサスセッティングのやり方【乗り心地・戦闘力向上】
プリロード調整とは? プリロード調整は、バイクのサスペンションのバネ(スプリング)にかかるプリロード(初期荷重)を調整すること。イニシャル調整とも呼ばれる。 納車の時にもらえる説明書は69ページに書い ...
続きを見る
初期状態だと二人乗りも含めて万人受けをするセッティングがなされているから、より自分の好みの乗り味にしたいならまずサスペンションをセッティングしよう。
音の割に遅い
ンボォォォォォォォォォッ!!!
ッボォォォォオオオオ!!!!!
ッッッッボォォォォオオオオオオオ!!!!!!
(40km/h)
動画とかでZX-25Rとか他の四気筒250ccを見たことある人はもうわかると思うんだけど、音と速度が違和感を感じるレベルで合ってない。
ただ、実は車のNAエンジンでもこれと似たような状況になっていて、ターボがないことによる力の差を回転数で補うから結構ぶんぶん言ってる。でも車の世界ではこれは車の良さの一つとして見られているから、速度に対して回転数が高いことは別に悪いことじゃない。むしろ18000rpmまで回る珍しいエンジンを誇るべきだね!
マフラーで鬼に金棒
こちらもCHECK
-
【最強の一本はこれだ!】Kawasaki ZX-25R用フルエキ全10選【社外マフラー】
充実のラインナップ!ZX25R用マフラー 発売されてそれなりに時間が経って、ある程度マフラーの選択肢も増えてきたZX-25R。音の良さが売りの一つになってるバイクなだけに、そのラインナップはまさに選り ...
続きを見る
マフラーを交換すれば圧倒的なサウンドを手に入れることができる。ここに全部まとめたからこの中から自分に合った一本を探してほしい。
まとめ
この記事を見たZX-25Rユーザーは結構頷けたんじゃないだろうか。怒り狂ってたらごめんね。一応俺はZX25Rに乗ってる人のほとんどが同意してくれるくらい正しいことを書いたつもりだから今悩んでる人は大いに参考にして欲しい。
ただ、どのバイクにもある程度言えることなんだけど買ってしまえばそのバイクの欠点なんて見えなくなる。特にZX-25Rに関しては突出したいいところが多いのと悪いところが少ないから、欠点はすぐに気にならなくなる。それくらい良いところの方が多いバイクだから安心してどんどん買って大丈夫。
25Rは自分には少し違うかな?という人へ
25Rは今回書いた項目の他に、本体が高いだけじゃなくてガソリン代もタイヤ代も若干高いから、できるだけ維持費を安く乗りたいって人とかはこっちの記事をぜひ読んでみてほしい。
こちらもCHECK
-
【大型バイクは下手くそ?】ライダーを育てるバイクを気筒数ごとに選ぶ【上達したい人向け】
ライダーを育てるバイク バイク次第で伸びが変わる バイクの車種は数えきれないほど多くて、その全てが少しずつ違った特性を持っているんだ。中にはスクーターみたいなニーグリップができないモデルもあれば、ピス ...
続きを見る