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【冬眠前にやれ】春にセルが回らなくなるのを防ぐ保管術5つ

春に「セルが回らない」をやらないために

整備
画像:Shixart1985/CC BY 2.0(Wikimedia Commons)
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寒くなると乗る回数が減る。そのうち一ヶ月空いて、気づいたら三ヶ月空いてる。

で、暖かくなってきたので久しぶりに乗ろうとすると、セルが「キュ…」で終わる。よくある。

冬に置いておくこと自体は問題ない。問題は、置き方によって春の状態が全然違うことだ。やっておくことは多くないので、乗らないと決めた日に一回だけやればいい。

先に順番を書いておくと、バッテリー、ガソリン、タイヤ、チェーン、カバー。効く順に並べてある。

バッテリーが最優先

保管中のバイク
画像:ken shirakawa from Ho Chi Minh City, VietNam/CC BY 2.0(Wikimedia Commons)

春に動かないやつの大半はこれになる。

バッテリーは使わなくても自然に放電していく。しかも寒いと性能が落ちるので、冬は条件が二重に悪い。そのうえバイクは、エンジンを切っていても時計やECUがわずかに電気を食い続けてる車種がある。

放置して上がると厄介なのは、一度上がったバッテリーは充電しても元の性能に戻らないということだ。単に充電すれば済む話にならない。

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やり方は三つある。

充電器を繋ぎっぱなしにする。満充電を維持してくれるタイプの充電器なら、これが一番楽で確実。コンセントが届く場所に置けるならこれでいい。

マイナス端子を外す。電気を食われるのを止められる。自然放電までは止まらないので、長い期間なら途中で一回充電したい。

バッテリーごと外して室内に置く。寒さからも逃げられるので、条件としては一番いい。ただ外す手間がある。

どれもやらないという選択もあるにはあるけど、その場合は春に交換する前提でいたほうがいい。

ガソリンは満タンにしておく

保管中のバイク
画像:B.H. Dhiaeddine/CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

これは直感と逆かもしれない。減らしておいたほうが良さそうに思えるけど、逆になる。

タンクの中に空間があると、そこの空気が温度差で結露する。水が溜まって、鉄のタンクなら錆びる。錆びた粒がキャブやインジェクターへ行くと面倒なことになる。

満タンにして空気の居場所を減らすのが基本になる。

ガソリン自体も長期間で劣化するので、半年以上置くなら燃料安定剤を入れる手もある。数ヶ月なら満タンだけでいいと思う。

タイヤは空気を高めに、できれば浮かせる

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画像:Cjp24/CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)
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同じ場所に置きっぱなしだと、接地してる部分だけが潰れたままになる。フラットスポットというやつで、春に走り出すとゴツゴツする。

対策は二つ。

空気圧を高めに入れておく。指定より少し高めにしておくと、潰れにくくなる。春に乗る前に指定値へ戻すのを忘れないこと。

メンテナンススタンドで浮かせる。リアだけでも浮けば効果がある。ここまでやれば確実。

あと、月に一回でも車体を少し動かして接地面を変えるだけで、だいぶ違う。

チェーンは洗ってから注油して置く

保管中のバイク
画像:Newone/CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

汚れたまま数ヶ月置くと、汚れが固まる。しかも湿気で錆びる。

洗って、注油して、そのまま置く。乗らない期間こそ油膜が要る。ここをやるかやらないかで、春のチェーンの状態が変わる。

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洗車についても、冬に入る前に一回やっておくと楽になる。特に海沿いを走った後の塩は、放置すると効き続ける。

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カバーは「かけたほうがいい」とは限らない

保管中のバイク
画像:Supermac1961 from CHAFFORD HUNDRED, England/CC BY 2.0(Wikimedia Commons)

屋外ならカバーは要る。紫外線と雨で樹脂とゴムが傷む。

ただし濡れたままカバーをかけるのが一番まずい。水分が閉じ込められて、湿気の溜まったビニール袋の中にバイクを入れてるのと同じことになる。錆びる場所が増える。

乾いてからかける。通気のあるカバーを選ぶ。晴れた日にたまに外して風を通す。この三つでかなり違う。

屋内やガレージなら、カバーは埃除け程度でいい。

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保管中のバイク
画像:Wikitarisch/CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)
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ついでに書いておくと、冬の間に時々エンジンをかけるのは、実はあんまり良くない。

短時間だけかけて切ると、エンジン内部に結露が残ったまま温まりきらずに終わる。マフラーの中にも水が溜まる。バッテリーもセルで使った分を充電しきれない。

やるなら、ちゃんと走って全体が温まるまで乗る。それができないなら、いっそかけないで上の対策をしておくほうがいい。

中途半端が一番悪いというのは、この記事の全部に共通してる気がする。

春に最初にやること

置き方の話を書いたので、戻し方も一行だけ。

空気圧を指定値に戻す。バッテリーの端子を戻して電圧を見る。チェーンの張りと油膜を見る。ブレーキを握って効きを確認して、そこからゆっくり走り出す。

冬眠明けの一発目は、タイヤも冷えてるしゴムも固い。その日は攻めない。これだけ守れば大丈夫だと思う。

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