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【半クラ使いすぎ?】クラッチの寿命を縮める3つの使い方【坂道が最悪】

半クラを使いすぎると壊れるのか

エンジン
画像:Bengt Nyman from Vaxholm, Sweden/CC BY-SA 2.0(Wikimedia Commons)

渋滞にハマると、ずっと半クラで進むことになる。停まって、少し進んで、また停まる。

こういう日が続くと不安になる。これ、クラッチ減ってるよな。

答えから書くと、減ってる。ただし「半クラを使うこと」が悪いんじゃない。滑らせながら力を掛けてる時間が寿命を削ってる。同じ半クラでも、減り方が全然違う使い方がある。

クラッチが減る場所

エンジン内部
画像:Dennis Bratland/CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

構造から見たほうが早い。

クラッチは、エンジン側とミッション側の板を何枚も重ねて、押し付けることで繋がる。押し付ける力が弱いと板同士が滑って、強いと固定される。

レバーを完全に握れば板は離れてるので、擦れない。完全に離せば固定されてるので、これも擦れない。

擦れるのは、離れてもいないし固定もされてない、その途中だけ。つまり半クラの領域が唯一の摩耗区間になる。

だから「半クラで減る」は正しい。ただし、板がどれだけ削れるかは、滑ってる間にどれだけの力が掛かってるかで決まる。

同じ半クラでも別物

エンジン
画像:Shixart1985/CC BY 2.0(Wikimedia Commons)
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ここが本題になる。

発進の半クラは、時間が短い。1秒か2秒、繋がるまでの間だけ滑る。回数は多いけど、一回あたりのダメージは小さい。

渋滞の半クラは、これが延々と続く。しかも進んだり止まったりで、繋がりきらないまま滑らせ続けることになる。回数じゃなく総時間で効いてくる。

坂道の半クラが一番きつい。停止か低速の状態で車体を止めておくために、半クラで駆動を当て続ける。滑らせながら大きな力を掛けてるので、条件としては最悪になる。

坂道発進で下がりたくないからと半クラで粘るやつだ。あれを繰り返すと、他の使い方より圧倒的に速く減る。

熱が本体

エンジン
画像:Shixart1985/CC BY 2.0(Wikimedia Commons)
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摩耗そのものより、実は熱のほうが効いてる。

滑ってる板同士は摩擦熱を出す。バイクの多くは湿式クラッチといって、エンジンオイルの中に浸かってるので、普通は油が熱を持っていってくれる。

ただ、長時間滑らせ続けると、油が持っていける量を超える。板の摩擦材が熱で傷んで、滑りやすくなる。滑りやすくなると同じ操作でもっと滑るので、さらに熱が出る。

坂道で粘ってると焦げたような匂いがすることがあるけど、あれがまさにこれになる。匂いが出た時点でだいぶ来てる。

減ってきたときのサイン

エンジン
画像:Katerc.1778/CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

分かりやすいのはこの二つ。

回転だけ上がって速度がついてこない。アクセルを開けたときにタコメーターは跳ねるのに、加速が遅れる。高いギアで開けたときに出やすい。板が繋がりきってないので、力が逃げてる。

繋がる位置が変わる。レバーを離していったときに繋がるポイントが、以前と違う場所に来る。

あとは異音とか、レバーが妙に軽くなるとか。ただ最初の二つで大体分かる。

減らさないための使い方

エンジン
画像:Bengt Nyman from Vaxholm, Sweden/CC BY 2.0(Wikimedia Commons)
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やることは単純で、滑らせてる時間を短くするに尽きる。

発進は迷わず繋ぐ。繋ぐ位置が分かってるなら、そこまで一気に持っていって短く終わらせる。ゆっくり丁寧に離すのが優しいと思われがちだけど、逆に滑ってる時間が延びる。

坂道では半クラで止めない。ブレーキで止める。リアブレーキを踏んで車体を保持して、発進の瞬間だけ半クラを使う。車体を止めておく仕事はブレーキの担当で、クラッチにやらせると減る。

渋滞は一速で繋いで、足りない分をアクセルで。ずっと半クラで速度調整するより、繋げるところは繋いだほうがいい。とはいえ本当に低速なら繋ぎきれないので、ここは限界がある。

焦げた匂いがしたら一回やめる。冷えるまで待つ。無理に続けるのが一番高くつく。

気にしすぎなくてもいい部分

エンジン
画像:Philétélie/CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)
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ここまで書いておいてなんだけど、普通に街乗りしてるぶんには、そこまで神経質にならなくていいと思ってる。

クラッチ板は消耗品として設計されてるし、交換は可能だ。上に書いた「坂道で粘る」「渋滞で滑らせ続ける」を毎日やってるとかじゃなければ、そう簡単には終わらない。

むしろ半クラを恐れて発進で毎回ギクシャクするほうが、乗ってて危ない。繋ぐ位置を体で覚えて、そこへ最短で持っていくのが結局いちばんクラッチにもいい。

半クラは使うためにある。使い方の話であって、使うこと自体を減らす話じゃない。

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