ヘルメットのあご紐を留めようとしたら、金属の輪が二つ。ボタンもあるけど、どうもこれだけでは留まらない。
Dリングは、二つとも通す → 折り返す → 片方だけ通して戻す → 引いて締める。最初に覚えるのはこの順番でOKだ。
Dリングの締め方は4段階
- 長いほうの紐を、二つのリングへ通す
まずは紐のねじれをほどく。二つ重なってるリングをまとめて通して、紐の先を反対側へ出す。この時点ではまだ留まってない。
- 紐の先を折り返して、リングを二つに分ける
通し終えた先端を、来た方向へ折り返す。片手で二つのリングを少し離すと、次に通す隙間が見える。
- 二つのリングの間へ入れ、片方のリングだけに通して戻す
折り返す側のリングをまたいで、その隣のリングの穴へ戻す。行きは二つ、帰りは一つだ。行きと同じように二つとも通して戻すと、紐を挟めない。
- 紐の先を引いて、あごの下へ寄せる
リングの位置を整えながら余った紐を引き、たるみを取る。ねじれたまま強く引くと痛いので、一度まっすぐにしてから締めよう。
ヘルメットを被ってると、あごの下は自分で見えない。うまく通らないときは、一度脱いで手元で順番を確認するとわかりやすい。見えないところで初見の知恵の輪を解く必要はない。
締め具合と、最後のボタン
あご紐は、あごの下に沿うように締める。Hondaの案内では、人差し指が1本入るくらいが目安。そこから頭を上下に動かして、緩みや苦しい締め付けがないか確かめよう。
最後に、余った紐の先端をスナップボタンなどの留め具へ固定する。走行中に紐がバタつかないようにするためだ。
このボタンだけ留めて出発するのはダメ。ヘルメットを頭に留める仕事は、Dリングへ通した紐がやってる。ボタンは余った部分の片付け係だ。

外すときは、先にリングを緩める
まず、余った紐を留めてるスナップボタンを外す。
次に、リング側にある解除用のタブを引いて、紐を挟んでるリングを緩める。SHOEIのDリングなら、リングに付いた赤いタブがそれ。長い紐の先端を引き続けると、むしろ締まるので注意だ。
リングの挟み込みが緩んだら、折り返した紐を戻して抜く。タブの形や位置はヘルメットごとに違うので、自分のものではどの部分か、手元で一度確認しておこう。

締めたはずなのに、すぐ緩む
そんなときは、力を増やす前に通し方を確認してほしい。
- 最初にリングを二つとも通したか。
- 折り返しで二つの間へ入り、片方だけを通して戻したか。
- 紐がねじれたり、他の部分を挟んだりしてないか。
正しく通しても保持できない、紐が傷んでる、金具が変形してるなら、使う前に販売店やメーカーへ見てもらおう。力技で解決する場所じゃない。
ワンタッチに比べると面倒? それはそう
差し込むだけのワンタッチや、歯を段階的に噛ませるラチェットと比べると、Dリングは毎回紐を通す手間がある。そこは否定しない。
ただ、二つ通して、一つ戻す。この動きがわかれば、毎回謎の金具と格闘することもなくなる。ヘルメットを選ぶときは、見た目や内装と一緒に、あご紐の操作も試しておくといい。
留め具の違いがわかったところで、ナチヘルの比較へ戻る人はこちら。
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